スタッフとの打ち合わせは真剣そのもの
「初めて視聴者の方と触れ合って、『マーサちゃん、応援してます』と温かい声をかけていただいたのが嬉しくて……気持ちが吹っ切れました」
同じ時期に『笑っていいとも!』のテレフォンショッキング担当に抜擢され、9年目には帯番組『知りたがり!』で冠コーナーを任されるまでになった。周囲の評価は自信となり、やがて「局の枠を超えて幅広く仕事をしてみたい」という思いが芽生え始める。2013年にフジテレビを退社、新たな一歩を踏み出した。
「こう見えてとてもネガティブなので(笑い)、仕事が来るかと心配で激ヤセしました。今あるのは周りの方々のおかげです。自分から面白いことを発信できる人間ではないと自覚しているので、不細工だ、巨乳だとイジっていただけるのは感謝しかありません。だからというわけではありませんが、いただいた仕事は基本的に断わりません。何にでもチャレンジしたいです。でも、唯一NGなのはグラビア。私のキャラじゃないと思っているので、ごめんなさい(笑い)」
1月末をもって、父とともに所属し母・美恵子さんが代表を務める事務所を閉じ、別の事務所に移籍した。40年以上主婦業と社長業をこなしてきた母親の負担を軽くしたいという家族の決断だった。平成最後の年は、マーサにとって公私ともに転機の年となる。