国内

新元号はもう決まっている! 立入禁止の秘密司令部に保管か

5月1日に天皇は上皇となる(共同通信社)

 首相官邸と向かい合って建つ内閣府本庁舎の地下1階に「関係者以外 立ち入り禁止」の張り紙が出された部屋がある。看板もない。官邸と地下通路で結ばれたこの部屋は「皇室典範改正準備室」で、天皇生前退位の皇室典範特例法が2年前に成立してからは、事実上、新元号選考作業の“秘密司令部”となっている。

 部屋の“主”は古谷一之・官房副長官補。官僚トップの杉田和博・官房副長官を支える3人の官房副長官補の筆頭格(内政担当)で、事務次官級のポストだ。

 4月1日に予定されている新元号発表に向けて取材にしのぎを削る各紙の政治部記者から最もマークされている人物でもある。

「古谷さんは財務省出身で国税庁長官から現職に転じ、すでに6年目になる。各省庁の官房長をメンバーとする『新元号への円滑な移行に向けた関係省庁連絡会議』議長を務め、新元号選びの実務を一手に担っているキーマン。政府は平成が始まった頃から、著名な学者に非公式に新元号案の考案を依頼し、これまでに集められた多くの新元号案が古谷さんのもとで厳重に管理されているのは間違いない」(政治部記者の1人)

 現在、官邸に提出されている新元号の候補案の数は、「100以上」(読売)、「数十程度の中から、すでに十数個に絞り込んでいる」(NHK)、「非公式に提出を受けた20程度の案から絞り込む作業に入った」(朝日)と報道によって大きな差があるが、原案選定の責任者である菅義偉・官房長官の下で実務を担当する古谷氏の部屋では、新元号案の絞り込み作業が大詰めの段階とみられている。政治部ベテラン記者の話。

関連記事

トピックス

高市早苗首相(時事通信フォト)
《日中外交で露呈》安倍元首相にあって高市首相になかったもの…親中派不在で盛り上がる自民党内「支持率はもっと上がる」
NEWSポストセブン
阿部なつき(C)Go Nagai/Dynamic Planning‐DMM
“令和の峰不二子”こと9頭身グラドル・阿部なつき「リアル・キューティーハニー」に挑戦の心境語る 「明るくて素直でポジティブなところと、お尻が小さめなところが似てるかも」
週刊ポスト
高市早苗首相の「台湾有事」発言以降、日中関係の悪化が止まらない(時事通信フォト)
「現地の中国人たちは冷めて見ている人がほとんど」日中関係に緊張高まるも…日本人駐在員が明かしたリアルな反応
NEWSポストセブン
大谷翔平が次のWBC出場へ 真美子さんの帰国は実現するのか(左・時事通信フォト)
《大谷翔平選手交えたLINEグループでやりとりも》真美子さん、産後対面できていないラガーマン兄は九州に…日本帰国のタイミングは
NEWSポストセブン
11月24日0時半ごろ、東京都足立区梅島の国道でひき逃げ事故が発生した(現場写真/読者提供)
【“分厚い黒ジャケット男” の映像入手】「AED持ってきて!」2人死亡・足立暴走男が犯行直前に見せた“奇妙な”行動
NEWSポストセブン
10月22日、殺人未遂の疑いで東京都練馬区の国家公務員・大津陽一郎容疑者(43)が逮捕された(時事通信フォト/共同通信)
《赤坂ライブハウス刺傷》「2~3日帰らないときもあったみたいだけど…」家族思いの妻子もち自衛官がなぜ”待ち伏せ犯行”…、親族が語る容疑者の人物像とは
NEWSポストセブン
ミセス・若井(左、Xより)との“通い愛”を報じられたNiziUのNINA(右、Instagramより)
《ミセス若井と“通い愛”》「嫌なことや、聞きたくないことも入ってきた」NiziU・NINAが涙ながらに吐露した“苦悩”、前向きに披露した「きっかけになったギター演奏」
NEWSポストセブン
「ラオ・シルク・レジデンス」を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月21日、撮影/横田紋子)
「華やかさと品の良さが絶妙」愛子さま、淡いラベンダーのワンピにピンクのボレロでフェミニンなコーデ
NEWSポストセブン
クマ被害で亡くなった笹崎勝巳さん(左・撮影/山口比佐夫、右・AFP=時事)
《笹崎勝巳レフェリー追悼》プロレス仲間たちと家族で送った葬儀「奥さんやお子さんも気丈に対応されていました」、クマ襲撃の現場となった温泉施設は営業再開
NEWSポストセブン
役者でタレントの山口良一さん
《笑福亭笑瓶さんらいなくなりリポーターが2人に激減》30年以上続く長寿番組『噂の!東京マガジン』存続危機を乗り越えた“楽屋会議”「全員でBSに行きましょう」
NEWSポストセブン
11月16日にチャリティーイベントを開催した前田健太投手(Instagramより)
《いろんな裏切りもありました…》前田健太投手の妻・早穂夫人が明かした「交渉に同席」、氷室京介、B’z松本孝弘の妻との華麗なる交友関係
NEWSポストセブン
イギリス出身のインフルエンサー、ボニー・ブルー(Instagramより)
《1日で1000人以上と関係を持った》金髪美女インフルエンサーが予告した過激ファンサービス… “唾液の入った大量の小瓶”を配るプランも【オーストラリアで抗議活動】
NEWSポストセブン