5月1日に新天皇が即位(時事通信フォト)

「平成改元は、昭和天皇が崩御(昭和64年1月7日)する前年の秋には、竹下登首相、小渕恵三・官房長官との間で『平成』でいくという方向性が決まっていた。今回は新元号発表まで1か月を切った。菅官房長官が情報漏洩にピリピリしていることから各紙控えめな報道だが、当然、安倍首相と菅官房長官は内々に本命の新元号案と、“外れ1位”やその次の候補の3つくらいの案に絞り込んでいるはず」

 新元号はもう決まっているとの指摘だ。

◆改元は「秘密主義になった」

 日本初の元号とされる「大化」(645年)から「昭和」まで約1300年、246の元号は天皇が裁可(決定)して定めてきた。

 戦後は、日本国憲法で天皇は「国政に関する権能を有しない」と定められ、昭和54年(1979年)の元号法では「元号は、政令で定める」として決定権者は「内閣」に変わった。平成の改元では竹下内閣の小渕官房長官が記者会見で元号を発表する“栄誉”に浴している。

 しかし、「元号の歴史社会学」が専門の社会学者・鈴木洋仁氏は、元号の選考過程は逆にブラックボックス化が進んでいると指摘する。

「歴史的にみると、選ばれなかった元号候補も詳しく記録に残されていた時代もあります。大正や昭和の改元の時も、元号選定の初期段階の候補案まで記録にある。だが、国民主権の下で内閣が決めるようになった平成の改元はむしろ秘密主義になった。どんな元号候補があったのか、誰が提案したかも公式に発表されていません」

関連記事

トピックス

大谷翔平選手、妻・真美子さんの“デコピンコーデ”が話題に(Xより)
《大谷選手の隣で“控えめ”スマイル》真美子さん、MVP受賞の場で披露の“デコピン色ワンピ”は入手困難品…ブランドが回答「ブティックにも一般のお客様から問い合わせを頂いています」
NEWSポストセブン
佳子さまの“ショッキングピンク”のドレスが話題に(時事通信フォト)
《5万円超の“蛍光ピンク服”》佳子さまがお召しになった“推しブランド”…過去にもロイヤルブルーの “イロチ”ドレス、ブラジル訪問では「カメリアワンピース」が話題に
NEWSポストセブン
「横浜アンパンマンこどもミュージアム」でパパ同士のケンカが拡散された(目撃者提供)
《フル動画入手》アンパンマンショー“パパ同士のケンカ”のきっかけは戦慄の頭突き…目撃者が語る 施設側は「今後もスタッフ一丸となって対応」
NEWSポストセブン
大谷翔平を支え続けた真美子さん
《大谷翔平よりもスゴイ?》真美子さんの完璧“MVP妻”伝説「奥様会へのお土産は1万5000円のケーキ」「パレードでスポンサー企業のペットボトル」…“夫婦でCM共演”への期待も
週刊ポスト
結婚を発表したPerfumeの“あ~ちゃん”こと西脇綾香(時事通信フォト)
「夫婦別姓を日本でも取り入れて」 Perfume・あ〜ちゃん、ポーター創業の“吉田家”入りでファンが思い返した過去発言
NEWSポストセブン
(写真右/Getty Images、左・撮影/横田紋子)
高市早苗首相が異例の“買春行為の罰則化の検討”に言及 世界では“買う側”に罰則を科すのが先進国のスタンダード 日本の法律が抱える構造的な矛盾 
女性セブン
俳優の水上恒司が年上女性と真剣交際していることがわかった
【本人が語った「大事な存在」】水上恒司(26)、初ロマンスは“マギー似”の年上女性 直撃に「別に隠すようなことではないと思うので」と堂々宣言
NEWSポストセブン
劉勁松・中国外務省アジア局長(時事通信フォト)
「普段はそういったことはしない人」中国外交官の“両手ポケットイン”動画が拡散、日本側に「頭下げ」疑惑…中国側の“パフォーマンス”との見方も
NEWSポストセブン
佳子さまの「多幸感メイク」驚きの声(2025年11月9日、写真/JMPA)
《最旬の「多幸感メイク」に驚きの声》佳子さま、“ふわふわ清楚ワンピース”の装いでメイクの印象を一変させていた 美容関係者は「この“すっぴん風”はまさに今季のトレンド」と称賛
NEWSポストセブン
俳優の水上恒司が真剣交際していることがわかった
水上恒司(26)『中学聖日記』から7年…マギー似美女と“庶民派スーパーデート” 取材に「はい、お付き合いしてます」とコメント
NEWSポストセブン
ラオスに滞在中の天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月18日、撮影/横田紋子)
《ラオスの民族衣装も》愛子さま、動きやすいパンツスタイルでご視察 現地に寄り添うお気持ちあふれるコーデ
NEWSポストセブン
山上徹也被告の公判に妹が出廷
「お兄ちゃんが守ってやる」山上徹也被告が“信頼する妹”に送っていたメールの内容…兄妹間で共有していた“家庭への怒り”【妹は今日出廷】
NEWSポストセブン