「これまでは訴訟によって身動きを封じられていたが、今度はこちらから仕掛けていきます」
岡田はいまだに接触を拒否している長男との接触を試みようとしている。それはすべてユニバーサルへの復帰、創業した会社を我が手に取り戻すためだ。
家族間のトラブルについて、ユニバーサルは取材に対してコメントを控えた。ただし、岡田の経営復帰についてだけはこう断言した。
「当社から申し上げることはございませんが、強いて言えば、岡田和生氏が復帰する可能性はゼロです」(広報IR課)
真っ向から岡田の野望を否定した。骨肉の争いの第二幕はこれから始まる。
※週刊ポスト2019年3月22日号