◆第2位:「にんにく」25点
「アメリカ国立がん研究所によれば、最もがん予防効果が高い野菜の1つ。そのうえ、にんにくの香り成分であるアリシンは疲労回復効果がある」(中沢さん)
「硫黄化合物を豊富に含み、治癒力や抵抗力を高める成分が多く見つかっている」(福田さん)
「微生物に対する抗菌作用があり、腸内フローラの改善に役立つ。また、硫黄成分が体内の解毒を助ける」(本間さん)
「カリウム、ビタミンB1・C・B6、食物繊維などさまざまな栄養素が同時に摂取できる」(星子さん)
◆第3位:「ヨーグルト」23点
「たんぱく質やアミノ酸に加え、脂肪を燃焼させるビタミンが豊富。エネルギー生産効率を上げ、体力増強も期待できる」(矢澤さん)
「乳酸菌が含まれ、腸内フローラを整えることで、免疫力アップに役立つ。ダイエット効果も期待できる」(磯村さん)
「実は腸と脳には密接な関係があり、脳内で幸福感を作り出すセロトニンの90%は腸内で生成されるので、メンタルにもいい影響がある」(工藤さん)
「日本人に慢性的に不足するカルシウムを、効率的かつ手軽に補給できる食品。牛乳よりお腹を下しにくいところもいい」(望月さん)
◆第4位:「しょうが」20点
「食欲を増進させる、消化機能を高める、吐き気を止める、体を温めるなどの効果がある。アメリカ国立がん研究所によれば、がん予防効果がある食品の1つ」(福田さん)
「辛み成分ショウガオールとジンゲロールが健康にいい。便秘や下痢から、肩こりや神経痛、咳止めまでさまざまな不調に効果的とされる。体を温めるため生理痛の改善も見込める」(工藤さん)
「アレルギーやかゆみの原因となるヒスタミンを抑える作用や抗炎症作用がある」(本間さん)。「しょうがのぴりっとした刺激が免疫力を高めてくれる」(藤田さん)
◆第5位:「みそ」19点
「大豆の持つ良質なたんぱく質を消化しやすい状態で摂取できる。食物繊維、ビタミン、ミネラルなども豊富。みその機能性を研究した論文は多い。がんや生活習慣病のリスクを下げ、老化を抑制することもわかっている」(中戸川さん)
「お腹の調子が安定しない人にもおすすめの発酵食品。腸内環境を整える働きがある」(島野さん)
「消化酵素を活性化させ、代謝を上げて生活習慣病のリスクを減らす」(宇多川さん)
「毎日摂りたい。添加物が少なく、原材料がシンプルなものを選ぶべき」(磯村さん)
※女性セブン2019年4月11日号