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2019.04.11 07:00  週刊ポスト

膀胱や腎臓など臓器のスキマに潜伏する「間質性炎症」の恐怖

一般的な肺炎と間質性肺炎の違い

「間質性膀胱炎になると1日に20~30回もトイレに行く頻尿が起こったり、尿道や膀胱に針を刺すような激痛が走る。

 通常の膀胱炎や過活動膀胱の症状と非常に近いため混同されやすいが、間質性膀胱炎の場合は細菌を抑える抗生物質を処方されてもほとんど効かず、なかなか治らない。

 一般的な膀胱炎は尿道から細菌が侵入し繁殖することで起こるので、抗生物質が有効ですが、間質性膀胱炎は細菌ではなく粘膜下層の間質に尿が染み込むことで生じるからです。診断がつかずに、8年越しで間質性膀胱炎だとわかった患者さんもいました」

 間質性膀胱炎は進行すると間質が線維化し、膀胱が萎縮してしまう。

「生理食塩水を注入して萎縮した膀胱を拡張させる手術しか保健適用の治療法はありません。新薬の開発も進んでいますが、一般の泌尿器科では見逃されやすいのが現状です」

 尿をろ過する働きを持つ腎臓にも「間質性腎炎」がある。一般的な腎炎が、糸球体(血液をろ過するフィルターの役割を担う組織)に炎症が起きて発症するのに対し、間質性腎炎は糸球体以外(間質)に炎症が起きる。

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