対する桜花賞からの参戦は19頭で4勝もしている。シーザリオの同期・ラインクラフトが変則2冠を達成しているし、メジャーエンブレムは1番人気で3着に敗れた雪辱を果たしている。
そういった意味で下馬評通りグランアレグリアとアドマイヤマーズの一騎打ちという図式は致し方ないところ。他ではNZT勝ちのワイドファラオ、きさらぎ賞勝ちのダノンチェイサーあたりが人気になりそうだ。またこのレース3勝の武豊騎手が手綱を取るファンタジストも皐月賞13着からの巻き返しが期待されている。2歳時に1400mの重賞を勝っており、皐月賞は距離が長かったのかもしれない。
NHKマイルカップでは横山典騎手が3勝2着5回3着2回と存在感を見せているが、残念ながら今年は騎乗馬がない。ならば初の来日にもかかわらず1週目から騎乗機会8回で重賞をはじめ5勝を挙げたレーン騎手のグルーヴィットの激走はないだろうか。
タフな東京マイルということで毎日杯などからの距離短縮組が実績を上げているのが有名だが、穴をあけているのは、平成21年のグランプリエンゼル(13番人気3着)、26年のタガノブルグ(17番人気2着)などむしろ距離延長組。20年のダノンゴーゴー(14番人気3着)、21年のジョーカプチーノ(10番人気1着)もファルコンSの勝ち馬だ。今年そのファルコンSを勝ったのはハッピーアワー。お、ウインクリューガー(15年9番人気1着)の武幸四郎厩舎ではないか。
●ひがしだ・かずみ/今年還暦。伝説の競馬雑誌「プーサン」などで数々のレポートを発表していた競馬歴40年、一口馬主歴30年、地方馬主歴20年のライター。