医師選びに迷ったら、かかりつけ医に相談するのも手だ。平松類さんが言う。

「眼科の手術は、ある程度設備の整った大きな病院で受けることになります。普段通っている近所の眼科医に相談して、信用できる医師を紹介してもらう方法もあります」

 レーシックのような自由診療を受ける際は、利益重視で技術の低い病院を選んでしまわないように注意したい。

「最低限、日本眼科学会認定眼科専門医という資格を持っている医師をあたりましょう。資格の有無は、病院のホームページや、日本眼科学会のホームページでも確認することができます。専門医資格を持っていないと、トレーニングを受けずに手術を行っている可能性があります」(加藤さん)

 資格や肩書がしっかりしていても避けた方がいい医師もいる。

「目の病気は、手術をするかしないかの判断が微妙な、グレーゾーンの症例が多い。どちらが正解というのはなく、医師の判断次第で、手術か投薬かの判断が分かれることがあるうえ、医師によっては薬の使用を検討せず、無理に手術をすすめようとする人もいる。こちらに有無を言わせず自分の治療法を通そうとするワンマンな病院はやめた方がいいでしょう」(平松さん)

 また、経験豊富な医師に手術してほしいならば最初から“指名”するのもアリだ。有名病院に行っても、執刀は新人の医師というパターンもあり得る。

「ベテランの医師に手術してもらいたいなら、受診時に先生の名前を伝えるか、問診表にその旨を記載するといいですね」(平松さん)

 治療法も病院も、「刮目して見るべき」のようだ。

※女性セブン2019年5月30日号

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