女性天皇と混同されがちな「女系天皇」についてはどんな状況が今後考えられるか。
「男系」とは、父親が天皇の血筋にあること。一方、「女系」とは母親が天皇の血を引くことを意味する。
現在の皇室で喩えると、愛子内親王が天皇に即位した場合、父である天皇から皇室の血を引く“愛子天皇”は「男系の女性天皇」だ。
その“愛子天皇”が結婚し男子が生まれ、その男子が天皇に即位したとする。この場合、母親から天皇家の血を引きついでいるので「女系の男性天皇」となる。
眞子さまと佳子さま(写真/JMPA)
◆女性天皇容認で、悠仁親王の立場は変わる?
女性天皇が容認され、第一子優先で皇室典範が改正されれば、現在の皇位継承順位は大きく変わる。
「天皇家唯一の子である愛子さまが皇位継承順位の筆頭となる」(皇室ジャーナリスト・神田秀一氏)
一部では、秋篠宮は即位に消極的であり、早めに悠仁親王に皇位を渡す意思を持っていると報じられたが、秋篠宮家内部でも状況は激変する。
「眞子さまと佳子さまが、悠仁さまより上位の皇位継承者となります」(同前)