芸能

テレ朝・大下容子アナ、「女子アナ30才定年説」覆すその魅力

『ワイド!スクランブル』はこの春、自身の名がつく冠番組に

 穏やかな笑顔と、控えめな語り口。にぎやかで派手なタレント性の高いアナウンサーや司会者が目立つ中で、その“慎ましさ”にこそ信頼を感じる。同世代を中心に女性ファンも多いテレビ朝日・大下容子アナのやすらぎの理由”に迫った。

 密着当日の朝、川崎市の登戸駅前で登校中の児童らが刃物を持った男に次々と刺される事件が発生──『大下容子ワイド!スクランブル』(テレビ朝日系・月~金曜第1部10時25分~12時、第2部12時50分~13時40分、一部地域を除く)のスタッフルームは騒然となった。放送内容は大幅に差し替えとなり、状況の把握と準備に追われて、フロアの空気が張り詰める。正午の『徹子の部屋』も休止して放送を拡大。時に怒号に似た指示も飛び交うスタジオで、大下アナは冷静に事件を伝え続けた。

「事件や事故で急遽内容が差し替わることはままあることです。大変なのはスタッフですので、アナウンサーは最新の情報を集約して正確にお伝えすることに集中するのみです」(大下アナ・以下同)

 1993年にテレビ朝日に入社し、1998年から情報番組『ワイド!スクランブル』のサブMCを務める。2002~2017年には香取慎吾がメイン司会の『SmaSTATION!!』にパートナーとして出演し、15年以上もの間、生放送の番組を週6日担当してきた実力派。最新の「好きな女性アナウンサーランキング」(オリコン調べ)では7位にランクインし、場を和ませる穏やかな物腰と安定感のある進行に女性からの支持も高い。昨年秋からは『ワイド!スクランブル』のメインMCに抜擢され、この春、23年ぶりに番組名が変更されて自身の名前が付く冠番組となった。局アナの名前がタイトルになるのは極めて異例だ。

「(ばつが悪そうにうつむいて)ちょっと困っているんです……。番組冒頭の挨拶でもタイトルはフルでは言いません。第1週に2回ほど頑張ってみましたが、『大下容子ワイド!スクランブル』と小声でぼそぼそ言ったら噛みそうになって、やめようかなって(苦笑)。番組名の変更は青天の霹靂で、伝えられた時は“いやいや、そんな、困ります!  なんで今さら!”と、ただただ驚きました」

 そう語り、控えめな人柄をにじませる。

「でも、番組名が変わったら女性のみなさんから“すごく嬉しい”“同世代として励みになる”という声をたくさんいただき、びっくりすると同時に、私にとっても励みになりました。同期の坪井(直樹)、角澤(照治)と丸川(珠代)は入社当初から優秀で、落ちこぼれだった私は担当番組もなく時間がたっぷりあったので練習していたら、年齢と共にチャンスをいただけるようになりました。番組が20年以上続いていることにまず感謝ですし、結婚や出産など私生活に節目がなかったことも、幸か不幸か今に結びついている気もしています(笑い)」

関連記事

トピックス

交際が報じられた赤西仁と広瀬アリス
《赤西仁と広瀬アリスの海外デートを目撃》黒木メイサと5年間暮らした「ハワイ」で過ごす2人の“本気度”
NEWSポストセブン
世界選手権東京大会を観戦される佳子さまと悠仁さま(2025年9月16日、写真/時事通信フォト)
《世界陸上観戦でもご着用》佳子さま、お気に入りの水玉ワンピースの着回し術 青ジャケットとの合わせも定番
NEWSポストセブン
秋場所
「こんなことは初めてです…」秋場所の西花道に「溜席の着物美人」が登場! 薄手の着物になった理由は厳しい暑さと本人が明かす「汗が止まりませんでした」
NEWSポストセブン
身長145cmと小柄ながら圧倒的な存在感を放つ岸みゆ
【身長145cmのグラビアスター】#ババババンビ・岸みゆ「白黒プレゼントページでデビュー」から「ファースト写真集重版」までの成功物語
NEWSポストセブン
『徹子の部屋』に月そ出演した藤井風(右・Xより)
《急接近》黒柳徹子が歌手・藤井風を招待した“行きつけ高級イタリアン”「40年交際したフランス人ピアニストとの共通点」
NEWSポストセブン
和紙で作られたイヤリングをお召しに(2025年9月14日、撮影/JMPA)
《スカートは9万9000円》佳子さま、セットアップをバラした見事な“着回しコーデ” 2日連続で2000円台の地元産イヤリングもお召しに 
NEWSポストセブン
高校時代の青木被告(集合写真)
《長野立てこもり4人殺害事件初公判》「部屋に盗聴器が仕掛けられ、いつでも悪口が聞こえてくる……」被告が語っていた事件前の“妄想”と父親の“悔恨”
NEWSポストセブン
世界的アスリートを狙った強盗事件が相次いでいる(時事通信フォト)
《イチロー氏も自宅侵入被害、弓子夫人が危機一髪》妻の真美子さんを強盗から守りたい…「自宅で撮った写真」に見える大谷翔平の“徹底的な”SNS危機管理と自宅警備体制
NEWSポストセブン
鳥取県を訪問された佳子さま(2025年9月13日、撮影/JMPA)
佳子さま、鳥取県ご訪問でピンクコーデをご披露 2000円の「七宝焼イヤリング」からうかがえる“お気持ち”
NEWSポストセブン
長崎県へ訪問された天皇ご一家(2025年9月12日、撮影/JMPA)
《長崎ご訪問》雅子さまと愛子さまの“母娘リンクコーデ” パイピングジャケットやペールブルーのセットアップに共通点もおふたりが見せた着こなしの“違い”
NEWSポストセブン
ウクライナ出身の女性イリーナ・ザルツカさん(23)がナイフで切りつけられて亡くなった(Instagramより)
《監視カメラが捉えた残忍な犯行》「刺された後、手で顔を覆い倒れた」戦火から逃れたウクライナ女性(23)米・無差別刺殺事件、トランプ大統領は「死刑以外の選択肢はない」
NEWSポストセブン
国民に笑いを届け続けた稀代のコント師・志村けんさん(共同通信)
《恋人との密会や空き巣被害も》「売物件」となった志村けんさんの3億円豪邸…高級時計や指輪、トロフィーは無造作に置かれていたのに「金庫にあった大切なモノ」
NEWSポストセブン