月末には、秋篠宮さまと共にポーランドとフィンランドを公式訪問される
「昨年11月の会見で述べられた、眞子さまの納采の儀についてのご発言と、大嘗祭の費用削減についてのご発言はいずれも、その約3か月前に全国紙で“秋篠宮さまがお考えになられている”と報じられて大きな話題になった記事を“追認”するものでした」
今年に入ってからも、こんな報道が注目を集めた。《退位「一代限り」への問い》──そう題された朝日新聞4月21日付一面記事によると、秋篠宮さまは周囲に「兄が80才の時、私は70代半ば。それからは(即位)できないです」と漏らされたという。また、「天皇になることを強く意識したことはない」という趣旨の内容を述べられたことがあるとも報じられた。
言わずもがなだが、秋篠宮さまは現在、皇位継承順位第1位のお立場だ。それらのご発言は「即位拒否」とも受け取られかねない。
「今回の訪欧会見でも、新聞に報じられたように、即位に消極的であるという意思表示がなされるかもしれない」(前出・別の宮内庁関係者)とみられているのだ。
皇室制度に詳しい麗澤大学教授の八木秀次さんはこう分析する。
「そもそも秋篠宮さまは“皇太子になる教育を受けていない”という理由で、天皇の弟を意味する『皇太弟』ではなく、『皇嗣』の名称を選ばれたといわれています。秋篠宮さまは早い段階で即位辞退の意思を表明することで、すぐにでも皇位継承順位第2位でいらっしゃる悠仁さまの即位への道筋をつけ、“皇太子たるべき教育”を施したいとお考えなのではないでしょうか」
実際、秋篠宮さまは、周囲に“自分のことよりも悠仁に早く継がせたい”と漏らされることがあったと過去に報じられた。ただし、八木さんは「慎重であるべき」と指摘する。
「自由意志での即位辞退を認めることになれば、皇位継承者が将来、“私も即位したくない”と表明する可能性が生まれます。万が一、悠仁さまが辞退されたら皇統が途切れるという最悪の事態も想定されます。だから、皇室典範では皇位継承者の意思による即位辞退は想定されていません」
もし秋篠宮さまが即位の意思について踏み込んだ発言をされれば、大論争に発展するのは必至だ。
※女性セブン2019年6月27日号