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2019.06.18 07:00  NEWSポストセブン

「日本人のタワマン離れ」自治体や富裕層の価値観にも揺らぎ

 翻って日本はどうか。2018年8月、大阪府の富田林署に強制性交未遂容疑で留置されていた30歳の男が逃走した。この男は48日後に山口県で逮捕されるまで逃走を続けて、世間を大いに騒がせた。

 じつはこの男、過去に受刑者として刑務所にいたことがあり、その頃に「成功して大阪のタワーマンションに住みたい」と語っていたと伝えられた。この男にとっての成功の証もタワマンであったようだ。

 私は仕事柄、タワマンに住んでいる人と話すことが多い。また、何代にもわたる富裕層の方から不動産取引につての相談を承ることもある。

 拙著『限界のタワーマンション』にも書いたが、特に湾岸のタワーマンション居住者は、ニューカマーのプチ成功者が多い。つまり大学入学もしくは就職で東京にやってきて、IT系企業や外資系金融機関などに職を得てそれなりに成功した方々。彼らが成功の証としてタワマンを購入して住んでいるのだ。

 ニューカマーだけあって、街並みなどにはあまりこだわりがない。私のような京都生まれの人間から見ると荒漠とした風景に見えてしまう湾岸エリアの街並みにもまったく違和感を抱かないのだろう。これは東アジア系の外国人にも共通する感覚だ。

 一方、何代も前から富裕層として家系をつないできたような方は、湾岸のタワマンなどは話題にすらしない価値観をお持ちの場合が多い。まして自分が住むことなどまるで考えられないという感覚だ。

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