【静岡県 熱海海上花火大会】
熱海で撮り続けて54年間の技巧が描く一期一会の光の軌跡
・撮影/早津明彦 2019年6月16日、2019年夏季は7月26日・30日、8月5日・8日・18日・23日・30日開催
・熱海市/熱海湾(熱海サンビーチ~熱海港)
「年間十数回開かれる熱海の花火大会を54年間、約900回撮っています。強風のこの日は、シャッター速度と絞りを工夫して花火の形状の忠実な再現を心がけました。この写真は海面に近い場所で撮影。打ち上げ場所に近付くことで臨場感と迫力を増しました。73歳の今も車で各地を年間4~5万キロ走り、朝から現地でロケハンして撮影場所を決めています」
◆はやつ・あきひこ/1945年、新潟県生まれ。花火写真家。半世紀以上にわたり花火を撮り続ける。写真集『心にひびく ふるさとの花火』などを刊行。近年は自身のサイト『花・火・アイ』での作品公開に注力。