国際情報

マンション20階から窓枠落下し男児が死亡

忌まわしい事故の内容は?

 中国では建物の側を通る際、上から何が落ちてくるか分からないので要注意といわれる。中国広東省深セン市で今年6月、小学1年生の6歳の男児が母親に連れられて通学途中だったところ、20階建てのマンションから落下してきたサッシ製の窓が男児の頭部を直撃。児童は病院に運ばれたが、死亡するという忌まわしい事故が発生した。

 警察がマンションの施工状況を調べたところ、窓の設置個所が緩んでいたことが分かり、工事ミスとして建設責任者を逮捕。児童の父母が100万元(約1650万円)の損害賠償訴訟を起こしている。中国紙「広州日報」が報じた。

 被害者の男児はすぐに病院に緊急搬送され、集中治療室で24時間態勢で治療を受けたが、脳挫傷などで息を引き取った。

 母親はひどく取り乱し、意識を失うなどしたため、男児の叔父が駆けつけ、マンションの施工会社関係者と交渉し、治療費は全額支払うことで合意したが、その後、見舞金として3000元(約5万円)を渡しただけで、その後は行方をくらましたという。叔父らが払った児童の医療費は約7万5000元(約124万円)だった。

 このため、この叔父らは警察に被害届を提出。警察が調べたところでは、20階のマンションの寝室から窓が落下したことが分かったため、施工会社の責任者を逮捕し、近く裁判が開かれることになっている。

 叔父や母親らはこれとは別に民事訴訟で会社側を相手取って賠償を求めることにしているという。

関連キーワード

関連記事

トピックス

12月9日に62歳のお誕生日を迎えられた雅子さま(時事通信フォト)
《メタリックに輝く雅子さま》62歳のお誕生日で見せたペールブルーの「圧巻の装い」、シルバーの輝きが示した“調和”への希い
NEWSポストセブン
宮崎あおい
《主演・大泉洋を食った?》『ちょっとだけエスパー』で13年ぶり民放連ドラ出演の宮崎あおい、芸歴36年目のキャリアと40歳国民的女優の“今” 
NEWSポストセブン
悠仁さまが2026年1月2日に皇居で行われる「新年一般参賀」に出席される見通し(写真/JMPA)
悠仁さまが新年一般参賀にご出席の見通し、愛子さまと初めて並び立たれる場に 来春にはUAE大統領来日時の晩餐会で“外交デビュー”の可能性も、ご活躍の場は増すばかり
女性セブン
大谷翔平選手と妻・真美子さん
《チョビ髭の大谷翔平がハワイに》真美子さんの誕生日に訪れた「リゾートエリア」…不動産ブローカーのインスタにアップされた「短パン・サンダル姿」
NEWSポストセブン
日本にも「ディープステート」が存在すると指摘する佐藤優氏
佐藤優氏が明かす日本における「ディープステート」の存在 政治家でも官僚でもなく政府の意思決定に関わる人たち、自らもその一員として「北方領土二島返還案」に関与と告白
週刊ポスト
石原さとみ(プロフィール写真)
《ベビーカーを押す幸せシーンも》石原さとみのエリート夫が“1200億円MBO”ビジネス…外資系金融で上位1%に上り詰めた“華麗なる経歴”「年収は億超えか」
NEWSポストセブン
ハワイ別荘の裁判が長期化している(Instagram/時事通信フォト)
《大谷翔平のハワイ高級リゾート裁判が長期化》次回審理は来年2月のキャンプ中…原告側の要求が認められれば「ファミリーや家族との関係を暴露される」可能性も
NEWSポストセブン
神田沙也加さんはその短い生涯の幕を閉じた
《このタイミングで…》神田沙也加さん命日の直前に元恋人俳優がSNSで“ホストデビュー”を報告、松田聖子は「12月18日」を偲ぶ日に
NEWSポストセブン
高羽悟さんが向き合った「殺された妻の血痕の拭き取り」とは
「なんで自分が…」名古屋主婦殺人事件の遺族が「殺された妻の血痕」を拭き取り続けた年末年始の4日間…警察から「清掃業者も紹介してもらえず」の事情
(2025年11月、ラオス。撮影/横田紋子)
熱を帯びる「愛子天皇待望論」、オンライン署名は24才のお誕生日を節目に急増 過去に「愛子天皇は否定していない」と発言している高市早苗首相はどう動くのか 
女性セブン
「台湾有事」よりも先に「尖閣有事」が起きる可能性も(習近平氏/時事通信フォト)
《台湾有事より切迫》日中緊迫のなかで見逃せない「尖閣諸島」情勢 中国が台湾への軍事侵攻を考えるのであれば、「まず尖閣、そして南西諸島を制圧」の事態も視野
週刊ポスト
大谷翔平と真美子さん(時事通信フォト)
《自宅でしっぽりオフシーズン》大谷翔平と真美子さんが愛する“ケータリング寿司” 世界的シェフに見出す理想の夫婦像
NEWSポストセブン