古希を前にしてこのスリムなボディ
「焼きそばはたまに家でも作ります。『得意料理は?』って、焼きそばしか作りませんよ(笑い)」
会話の中で引き締まった肉体に話が及ぶとすかさずシャツをめくり、見事に割れた腹筋を披露して驚かせた。
かつて「芝居にではなく俳優として生き、どんな役でも舘ひろしでありたい」と語った舘もまた映画で演じた山本五十六のように“茶目なエンターテイナー”だった。
●たち・ひろし/1950年3月31日生まれ、愛知県出身。1976年、映画『暴力教室』でデビュー。『西部警察』や『あぶない刑事』シリーズなど話題作に出演して人気を博す。『終わった人』(2018年)でモントリオール世界映画祭ワールド・コンペティション部門の最優秀男優賞受賞。7月26日公開『アルキメデスの大戦』では山本五十六を演じる。
◆撮影/江森康之 取材・文/渡部美也
※週刊ポスト2019年8月2日号