芸能

アメリカ進出の小栗旬 成功のカギは日本人らしさよりも個性

会場を後にするリーダー・小栗旬

一家でアメリカに移住していることがわかった小栗旬(写真は渡米前の7月下旬)

 俳優の小栗旬(36)が、本格的なハリウッド進出を目指して、妻である山田優(35)と2人の子供とともに、生活の拠点をアメリカに移していたことが明らかになった。

 以前からハリウッド進出の夢を抱いていたという小栗。ここ最近は、来年公開予定の映画『ゴジラvsコング(原題Godzilla vs. Kong、邦題未定)』の撮影のために何度か渡米していたというが、ついに本格進出を目指して移住を決断したとのことだ。

 世界を舞台に羽ばたこうとする小栗に対し、ネット上では、

「夢を現実にするために挑戦する。すばらしいことですね」
「まだまだ世界で活躍している日本人俳優は少ない。ここで一つ風穴を開けてくれると良い」

 など、応援や期待の声がある一方で、

「ネイティブ並みに英語が話せないとハリウッドは厳しいと思う」
「日本人は何回かはハリウッドで有名にはなるんだけど長くは続かないんだよね」

 と、成功しないのではないかと、悲観的な意見も多かった。

 日本の芸能界からハリウッド進出を果たした俳優といえば、渡辺謙(59)や真田広之(58)が成功例と言えるだろう。渡辺はハリウッド映画やブロードウェイのミュージカル『王様と私』に出演、真田もハリウッド映画やアメリカ制作のテレビドラマなどに出演している。2人のアメリカでの活躍について、エンタメ業界に詳しいフリーライターの大塚ナギサ氏はこう説明する。

「継続して多くの作品に出演しているという点では、渡辺さんも真田さんも間違いなく成功例といえます。ただ、2人が演じている役については、“日本人役”が多い。つまり、日本人が登場する作品でないとなかなか出演機会が訪れないということです。日本人役が多い理由としては、やはり英語力の問題もあるかもしれないし、演技のテイストに“日本人らしさ”みたいなものが強く出ているのかもしれない。あるいは、ハリウッドの制作サイドが、あまりにも“日本人らしさ”を求めすぎているという側面もあるでしょう。そういった点で、出演作が限られているという現実はあると思います」

 昨今のハリウッド作品では、社会における多様性を反映するべく、いろいろな人種の俳優を起用するケースが増えている。当然、アジア系の俳優が出演する機会も増えており、日本人俳優にとってのチャンスも増えているはずだが…。

関連記事

トピックス

ベラルーシ出身で20代のフリーモデル 、ベラ・クラフツォワさんが詐欺グループに拉致され殺害される事件が起きた(Instagramより)
「モデル契約と騙され、臓器を切り取られ…」「遺体に巨額の身代金を要求」タイ渡航のベラルーシ20代女性殺害、偽オファーで巨大詐欺グループの“奴隷”に
NEWSポストセブン
高校時代には映画誌のを毎月愛読していたという菊川怜
【15年ぶりに映画主演の菊川怜】三児の子育てと芸能活動の両立に「大人になると弱音を吐く場所がないですよね」と心境吐露 菊川流「自分を励ます方法」明かす
週刊ポスト
ツキノワグマは「人間を恐がる」と言われてきたが……(写真提供/イメージマート)
《全国で被害多発》”臆病だった”ツキノワグマが変わった 出没する地域の住民「こっちを食いたそうにみてたな、獲物って目で見んだ」
NEWSポストセブン
2020年に引退した元プロレスラーの中西学さん
《病気とかじゃないですよ》現役当時から体重45キロ減、中西学さんが明かした激ヤセの理由「今も痺れるときはあります」頚椎損傷の大ケガから14年の後悔
NEWSポストセブン
政界の”オシャレ番長”・麻生太郎氏(時事通信フォト)
「曲がった口角に合わせてネクタイもずらす」政界のおしゃれ番長・麻生太郎のファッションに隠された“知られざる工夫” 《米紙では“ギャングスタイル”とも》
NEWSポストセブン
イギリス出身のボニー・ブルー(本人のインスタグラムより)
《ビザ取り消し騒動も》イギリス出身の金髪美女インフルエンサー(26)が次に狙うオーストラリアでの“最もクレイジーな乱倫パーティー”
NEWSポストセブン
東京都慰霊堂を初めて訪問された天皇皇后両陛下と長女・愛子さま(2025年10月23日、撮影/JMPA)
《母娘の追悼ファッション》皇后雅子さまは“縦ライン”を意識したコーデ、愛子さまは丸みのあるアイテムでフェミニンに
NEWSポストセブン
将棋界で「中年の星」と呼ばれた棋士・青野照市九段
「その日一日負けが込んでも、最後の一局は必ず勝て」将棋の世界で50年生きた“中年の星”青野照市九段が語る「負け続けない人の思考法」
NEWSポストセブン
2023年に結婚を発表したきゃりーぱみゅぱみゅと葉山奨之
「傍聴席にピンク髪に“だる着”姿で現れて…」きゃりーぱみゅぱみゅ(32)が法廷で見せていた“ファッションモンスター”としての気遣い
NEWSポストセブン
「鳥型サブレー大図鑑」というWebサイトで発信を続ける高橋和也さん
【集めた数は3468種類】全国から「鳥型のサブレー」だけを集める男性が明かした収集のきっかけとなった“一枚”
NEWSポストセブン
女優の趣里とBE:FIRSTのメンバーRYOKI(右/インスタグラムより)
《趣里が待つ自宅に帰れない…》三山凌輝が「ネトフリ」出演で超大物らと長期ロケ「なぜこんなにいい役を?」の声も温かい眼差しで見守る水谷豊
NEWSポストセブン
松田聖子のモノマネ第一人者・Seiko
《ステージ4の大腸がんで余命3か月宣告》松田聖子のものまねタレント・Seikoが明かした“がん治療の苦しみ”と“生きる希望” 感激した本家からの「言葉」
NEWSポストセブン