ライフ

「術後うつ」は家族の支えやアドバイスが逆効果になることも

家族の励ましが逆効果になることも

 大病が見つかったら、すぐに手術や治療を受けることが肝要だ。ただし、適切な処置が行なわれたとしても、術後・退院後に意外な落とし穴が潜んでいることがある。それが「術後うつ」のリスクだ。今年8月、お笑いコンビ・ネプチューンの名倉潤(50)がヘルニア手術後のうつ病発症を発表し、休養に入ったことは記憶に新しいだろう。

 では、術後うつとはどんな症状なのか。埼玉医科大学国際医療センターの大西秀樹教授(精神腫瘍科)が語る。

「うつ病と診断されるのは、『抑うつ気分』あるいは『興味・意欲の低下』のどちらかがあり、さらに食欲低下や睡眠障害、焦燥感、全身倦怠感、集中困難、自責感といった症状が5つ以上、2週間連続して認められ、かつ他の原因で説明できない場合です。

 術後や退院後に“眠れない”“食欲がない”といった状態を訴えたら、うつ病に罹患している可能性があると考えておくべきでしょう」

 そうした兆候に気づいたら、精神科、精神神経科などを受診し、適切な治療を受けることになる。その際には、「家族の見守り方」がカギとなる。

「つらそうにしている患者さんに対して、安易な“励まし”は禁物です。とくに家族や身近な人は『もう手術が終わって、腫瘍も取ったんだから、大丈夫だよ』『そんなにダラダラしてると体に良くないよ』などと言ってしまいがちです。しかし、そうした言葉がかえってプレッシャーを与えてしまう」(大西教授)

 術後うつを経験した患者の言葉が、大西教授の指摘を裏付けている。

関連キーワード

関連記事

トピックス

 相撲観戦のため、国技館へ訪問された天皇皇后両陛下と長女・愛子さま(2026年1月18日、撮影/JMPA)
「美しすぎて語彙力消失した」6年ぶりの天覧相撲 雅子さまは薄紫の着物、愛子さまは桜色の振袖姿でご観戦
NEWSポストセブン
次期衆院選への不出馬を表明する自民党の菅義偉元首相(時事通信フォト)
《一体今は何キロなのか…》菅義偉元首相が引退を表明「健康状態は全く問題ない」断言から1年足らずでの決断 かつて周囲を驚かせた“10キロ以上の激ヤセ”
NEWSポストセブン
“メンタルの強さ”も際立つ都玲華(Getty Images)
《30歳差コーチと禁断愛報道》女子プロゴルフ・都玲華、“スキャンダルの先輩”トリプルボギー不倫の先輩3人とセミナー同席 際立った“メンタルの強さ”
週刊ポスト
相撲観戦のため、国技館へ訪問された天皇皇后両陛下と長女・愛子さま(2026年1月18日、撮影/JMPA)
《周囲の席には宮内庁関係者がビッチリ》愛子さま、特別な一着で「天覧相撲」にサプライズ登場…ピンクの振袖姿は“ひときわ華やか”な装い
NEWSポストセブン
女優のジェニファー・ローレンス(dpa/時事通信フォト)
<自撮りヌード流出の被害も……>アメリカ人女優が『ゴールデン・グローブ賞』で「ほぼ裸!」ドレス姿に周囲が騒然
NEWSポストセブン
次期衆院選への不出馬を表明する自民党の菅義偉元首相(時事通信フォト)
「菅さんに話しても、もうほとんど反応ない」菅義偉元首相が政界引退…霞が関を支配した“恐怖の官房長官”の容態とは《叩き上げ政治家の剛腕秘話》
NEWSポストセブン
ボニー・ブルーがマンU主将から「発散させてくれ」に逆オファーか(左/EPA=時事、右/DPPI via AFP)
「12時間で1057人と行為」英・金髪インフルエンサーに「発散させてくれ…」ハッキング被害にあったマンU・主将アカウントが名指し投稿して現地SNSが騒然
NEWSポストセブン
現地の“詐欺複合施設”(scam compounds)を追われる人たち(時事通信=AFP)
《“カンボジアでかけ子”日本人が13人逮捕》「空港に着いた瞬間に拉致」「 “詐欺複合施設”で囚人のような生活も」“国際詐欺組織”が日本人を闇バイトに引き入れる恐怖の手口
NEWSポストセブン
参政党は国政経験が乏しく、国会議員経験者を積極的に受け入れているという(時事通信フォト)
《参政党議席増で高市政権連立入りの可能性》 重婚疑惑に「このハゲー!」発言…自民党を追われた“すね傷議員”を続々擁立か「自民党に恩を売る絶好の機会」
NEWSポストセブン
六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
《六代目山口組が初詣に》“武闘派エルメス若頭の動向”に警察が関心…司忍組長不在の参拝で注目集まる「七代目誕生時期」
NEWSポストセブン
“マッサージ店”の元マネージャー、プンシリパンヤー・パカポーン容疑者(38)。12歳のタイ少女にわいせつな行為をあっせんさせた疑いがある(写真右:時事通信)
〈仕事の初日、客は1人〉〈怖くて手も腕も足も震える〉押収物の“日記”に綴られた壮絶な日々……12歳タイ少女に性的サービスあっせんの“ブローカー”タイ人女性(38)が検挙
NEWSポストセブン
中国出身の女性インフルエンサー・Umiさん(TikTokより)
「長期間歩かずにいたせいで神経に影響」クスリ漬け、歯を全部抜かれたのでは…中国ギャル系インフルエンサー(20)の現在の容態《“詐欺集団の幹部の恋人”説に本人が「以前はね」》
NEWSポストセブン