国際情報

【親韓政治家の韓国外交】河野洋平、土井たか子、村山富市氏ら

日韓外相会談の冒頭、握手を交わす韓昇洲韓国外相(左)と河野洋平外相(写真/共同通信社)

 混迷する日韓関係だが、韓国外交を担ってきた日本の政治家は何をしてきたのか。ここでは河野洋平氏から吉川春子氏まで、政治家ごとに主な業績をまとめてみた。(敬称略)

河野洋平:「慰安婦問題に関する官房長官談話(河野談話)を発表し、韓国から求められた強制連行を会見の回答で認めた」(西岡力・麗澤大学客員教授)

土井たか子;「慰安婦問題で、女性と人権の問題であることを強調し、日本の謝罪・賠償を推進した」(潮匡人・評論家)

細川護熙:「1993年、国会での所信表明演説で、日本の侵略、植民地支配に言及した」(倉山満・歴史評論家)

加藤紘一:「従軍慰安婦問題で当時の宮沢政権は謝罪の意を示し、官房長官だった加藤紘一が謝罪の談話を出す。2人の宏池会人脈で、その後の韓国への謝罪スパイラルを作った」(藤井厳喜・評論家)

村山富市:「韓国との関係が改善すればという前向きな姿勢で村山談話を出したが、韓国側からは国が談話を出したのだからまだ終わっていないという理屈にされた」(有馬晴海・政治評論家)

菅直人:「日韓併合は実質35年で、その後、日韓国交正常化から45年経っているにもかかわらず韓国併合の100周年として首相談話を出した」(黒田勝弘・産経新聞ソウル駐在論説委員)

二階俊博:「昨年、地方議員を含む自民党議員約300人を率いて訪韓。韓国大使の申し出に応え、今年も日本議員団で訪韓することを約束した」(室谷克実・評論家)

額賀福志郎:「日韓議連の現在の会長を務め、日韓関係維持や関係修復を求めるスタンス」(潮匡人)

吉川春子:「慰安婦問題を複雑にした『戦時性的強制被害者問題解決促進法案』を国会に提出した」(篠原常一郎・元共産党議員秘書ジャーナリスト)

細川護熙氏は所信表明演説で韓国に言及(写真/時事通信フォト)

※週刊ポスト2019年9月20・27日号

関連記事

トピックス

公務に臨まれるたびに、そのファッションが注目を集める秋篠宮家の次女・佳子さま(共同通信社)
「スタイリストはいないの?」秋篠宮家・佳子さまがお召しになった“クッキリ服”に賛否、世界各地のSNSやウェブサイトで反響広まる
NEWSポストセブン
舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』でハリー・ポッター役を演じる稲垣吾郎
舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』に出演、稲垣吾郎インタビュー「これまでの舞台とは景色が違いました」 
女性セブン
麻薬取締法違反容疑で家宅捜査を受けた米倉涼子
「8月が終わる…」米倉涼子が家宅捜索後に公式SNSで限定公開していたファンへの“ラストメッセージ”《FC会員が証言》
NEWSポストセブン
巨人を引退した長野久義、妻でテレビ朝日アナウンサーの下平さやか(左・時事通信フォト)
《結婚10年目に引退》巨人・長野久義、12歳年上妻のテレ朝・下平さやかアナが明かしていた夫への“不満” 「写真を断られて」
NEWSポストセブン
人気格闘技イベント「Breaking Down」に出場した格闘家のキム・ジェフン容疑者(35)が関税法違反などの疑いで逮捕、送検されていた(本人SNSより)
《3.5キロの“金メダル”密輸》全身タトゥーの巨漢…“元ヤクザ格闘家”キムジェフン容疑者の意外な素顔、犯行2か月前には〈娘のために一生懸命生きないと〉投稿も
NEWSポストセブン
司組長が到着した。傘をさすのは竹内照明・弘道会会長だ
「110年の山口組の歴史に汚点を残すのでは…」山口組・司忍組長、竹内照明若頭が狙う“総本部奪還作戦”【警察は「壊滅まで解除はない」と強硬姿勢】
NEWSポストセブン
バスツアーを完遂したイボニー・ブルー(インスタグラムより)
《新入生をターゲットに…》「60人くらいと寝た」金髪美人インフルエンサー(26)、イギリスの大学めぐるバスツアーの海外進出に意欲
NEWSポストセブン
大谷が購入したハワイの別荘の広告が消えた(共同通信)
【ハワイ別荘・泥沼訴訟に新展開】「大谷翔平があんたを訴えるぞ!と脅しを…」原告女性が「代理人・バレロ氏の横暴」を主張、「真美子さんと愛娘の存在」で変化か
NEWSポストセブン
「第72回日本伝統工芸展京都展」を視察された秋篠宮家の次女・佳子さま(2025年10月10日、撮影/JMPA)
《京都ではんなりファッション》佳子さま、シンプルなアイボリーのセットアップに華やかさをプラス 和柄のスカーフは室町時代から続く京都の老舗ブランド
NEWSポストセブン
ハワイ島の高級住宅開発を巡る訴訟で提訴された大谷翔平(時事通信フォト)
《テレビをつけたら大谷翔平》年間150億円…高騰し続ける大谷のCMスポンサー料、国内外で狙われる「真美子さんCM出演」の現実度
NEWSポストセブン
兵庫県宝塚市で親族4人がボーガンで殺傷された事件の公判が神戸地裁で開かれた(右・時事通信)
「弟の死体で引きつけて…」祖母・母・弟をクロスボウで撃ち殺した野津英滉被告(28)、母親の遺体をリビングに引きずった「残忍すぎる理由」【公判詳報】
NEWSポストセブン
部下と“ラブホ密会”が報じられた前橋市の小川晶市長(左・時事通信フォト)
《黒縁メガネで笑顔を浮かべ…“ラブホ通い詰め動画”が存在》前橋市長の「釈明会見」に止まぬ困惑と批判の声、市関係者は「動画を見た人は彼女の説明に違和感を持っている」
NEWSポストセブン