──濱崎さんが「ナイスプレー!」と心の中でガッツポーズをした放送回を教えてください。

濱崎:先日、7月12日に配信した『恋の決着をつけるDT』は会心の出来でした。番組内で童貞の若手芸人と準レギュラーのアイドルの間に恋が生まれたんです。プライベートでも会っていた2人でしたが、1年間付かず離れずの曖昧な関係だった。『DTテレビ』では二人の関係に決着をつけるためのデートに密着しました。

 そして、鎌倉デートの最終目的地・海辺で芸人はアイドルに告白したんです。だけど「好きだった気持ちに整理がついちゃったんだよね……」と振られてしまう……。VTRを観ていて、こういったことって確かにあるな、と。童貞って、ある意味、チャンスを死ぬほど逃してきた人達なんですよ。

──その回は僕も心に刺さるものがありました。普段、おちゃらけてる『DTテレビ』だからこそ沁みましたね。

濱崎:チャンスを逃す、ということでは『DTテレビ』の初回も思い出されます。童貞が「女子のOKサインがわかりません」と言ったんですよ。徳井さんは「自分から女性にアタックして、成功と失敗を繰り返した末にサインに気づくんだよ。ただ人によってサインは違う。だから、失敗してもいいから冷めないうちに気持ちを伝えるしかないんだよね」とアドバイスしていましたね。

──惜しくもカップル成立とはいかなかった2人ですが、タイミングさえ合えば付き合えたのでしょうか?

濱崎:アイドルが言った「気持ちが整理されてしまった」は本音でしょう。おそらく、恋が生まれた直後にちゃんと告白していたら、付き合えたと思いますよ。本当の恋愛を映したからこそ『恋の決着をつけるDT』は芯食った回、童貞の本質に迫る放送となりました。

──『DTテレビ』に出演するメンバーは、本来はDT卒業を目指しているはずです。しかし、ひな壇に座る若手芸人にとって『DTテレビ』は数少ないレギュラーじゃないですか。童貞を卒業すれば、自動的に番組も卒業となります。そこに視聴者としてはジレンマを感じますね。仮に僕が芸人だったら絶対に卒業しないですもん(笑)。

濱崎:過去『DTテレビ』を卒業していった人もいますが、芸人は1人しかいないですからね。対策として、DTテレビでは30歳定年制を採用しています。あくまで『DTテレビ』は童貞を卒業したい人が出演する番組。童貞がデートについて「あーだ、こーだ」と話すから面白いんです。プロの童貞はいらないんですよ。

関連キーワード

関連記事

トピックス

デコピンを抱えて試合を観戦する真美子さん(時事通信フォト)
《真美子さんが“晴れ舞台”に選んだハイブラワンピ》大谷翔平、MVP受賞を見届けた“TPOわきまえファッション”【デコピンコーデが話題】
NEWSポストセブン
【白鵬氏が九州場所に姿を見せるのか】元弟子の草野が「義ノ富士」に改名し、「鵬」よりも「富士」を選んだことに危機感を抱いた可能性 「協会幹部は朝青龍の前例もあるだけにピリピリムード」と関係者
【白鵬氏が九州場所に姿を見せるのか】元弟子の草野が「義ノ富士」に改名し、「鵬」よりも「富士」を選んだことに危機感を抱いた可能性 「協会幹部は朝青龍の前例もあるだけにピリピリムード」と関係者
NEWSポストセブン
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
《六代目山口組・司忍組長2月引退》“竹内七代目”誕生の分岐点は「司組長の誕生日」か 抗争終結宣言後も飛び交う「情報戦」 
NEWSポストセブン
部下と“ホテル密会”が報じられた前橋市の小川晶市長(時事通信フォト/目撃者提供)
《前橋・小川市長が出直し選挙での「出馬」を明言》「ベッドは使ってはいないですけど…」「これは許していただきたい」市長が市民対話会で釈明、市議らは辞職を勧告も 
NEWSポストセブン
活動を再開する河下楽
《独占告白》元関西ジュニア・河下楽、アルバイト掛け持ち生活のなか活動再開へ…退所きっかけとなった騒動については「本当に申し訳ないです」
NEWSポストセブン
ハワイ別荘の裁判が長期化している
《MVP受賞のウラで》大谷翔平、ハワイ別荘泥沼訴訟は長期化か…“真美子さんの誕生日直前に審問”が決定、大谷側は「カウンター訴訟」可能性を明記
NEWSポストセブン
11月1日、学習院大学の学園祭に足を運ばれた愛子さま(時事通信フォト)
《ひっきりなしにイケメンたちが》愛子さま、スマホとパンフを手にテンション爆アゲ…母校の学祭で“メンズアイドル”のパフォーマンスをご観覧
NEWSポストセブン
維新に新たな公金還流疑惑(左から吉村洋文・代表、藤田文武・共同代表/時事通信フォト)
【スクープ!新たな公金還流疑惑】藤田文武・共同代表ほか「維新の会」議員が党広報局長の“身内のデザイン会社”に約948万円を支出、うち約310万円が公金 党本部は「還流にはあたらない」
NEWSポストセブン
部下と“ラブホ密会”が報じられた前橋市の小川晶市長(左・時事通信フォト)
《ほっそりスタイルに》“ラブホ通い詰め”報道の前橋・小川晶市長のSNSに“異変”…支援団体幹部は「俺はこれから逆襲すべきだと思ってる」
NEWSポストセブン
東京・国立駅
《積水10億円解体マンションがついに更地に》現場責任者が“涙ながらの謝罪行脚” 解体の裏側と住民たちの本音「いつできるんだろうね」と楽しみにしていたくらい
NEWSポストセブン
今季のナ・リーグ最優秀選手(MVP)に満票で選出され史上初の快挙を成し遂げた大谷翔平、妻の真美子さん(時事通信フォト)
《なぜ真美子さんにキスしないのか》大谷翔平、MVP受賞の瞬間に見せた動きに海外ファンが違和感を持つ理由【海外メディアが指摘】
NEWSポストセブン
柄本時生と前妻・入来茉里(左/公式YouTubeチャンネルより、右/Instagramより)
《さとうほなみと再婚》前妻・入来茉里は離婚後に卵子凍結を公表…柄本時生の活躍の裏で抱えていた“複雑な感情” 久々のグラビア挑戦の背景
NEWSポストセブン