人気急落?の進次郎環境相

「総理の意中の“ポスト安倍”は自民党の岸田文雄政調会長(62才)です。実現するには、菅・進次郎タッグに対抗する若手人気政治家の“カード”が必要ですが、安倍総理は余裕の構えを見せていますよ。というのも、有望株となる “カード”にアテがあるからでしょう。それは、歌手でタレントのDAIGOさん(41才)だといわれています。実際、総理は周辺とDAIGO出馬について意見交換しているようです」(安倍首相に近い政界関係者)

◆「言葉のセンス」と「妻対決」の軍配

 DAIGOは1978年、東京生まれ。学生時代から音楽活動を始め、ロックバンド・BREAKERZのボーカルを務める。「ウィッシュポーズ」や、アルファベットの頭文字を並べる「DAI語」でバラエティー番組でも人気を博し、2016年1月には人気女優の北川景子(33才)と結婚した。

 特筆すべきは政治家としての「毛並みのよさ」だ。

「母方の祖父は大派閥の竹下派を率いた故・竹下登元首相で、同じく自民党内で強大な権力を持った故・金丸信氏や小沢一郎氏(77才)とも親戚関係にあります。政治家の血筋とすれば、これ以上ないほどのサラブレッドです」(前出・政治記者)

 DAIGO待望論の背景にあるのは、かつて栄華を誇った竹下派の凋落だ。政治ジャーナリストの鈴木哲夫さんはこう語る。

「日本政界に君臨し続けた自民党の最大派閥である旧田中派の流れを汲み、鉄の結束を誇った竹下派ですが、近年は他派閥に押されて埋没していました。そこで一昨年にDAIGOさんの大叔父である竹下亘さん(72才)をトップにすえて復権を目指しましたが、肝心の亘さんが食道がんになってしまった。絶体絶命の竹下派の新たな目玉と活力になりうると目されているのが、話題性のあるDAIGOさんなのです」

 若手タレント議員を必要としている事情もある。

「2016年から国政選挙でも18才選挙権が導入されて、各党とも若い有権者を重要視するようになりました。彼らは支持政党を持たないため、もともと知名度と人気があるタレント議員の集票力が必須になってくる。今後はよりタレント性を持つ候補者が政界に出ていくことになるでしょう。なかでもDAIGOさんは特別」(前出・政界関係者)

 とはいえ、政治家の劣化が目立つ昨今、血筋がよくても実力が伴わなければ有権者の支持は得られない。

「実はDAIGOは政治家に向いている」と語るのは芸能関係者だ。

「見た目こそチャラいですが、人柄は誠実。誰に対しても分け隔てなく接し、スタッフウケは抜群。育ちのよさを感じさせる気品もある。政治家になったら真摯に人の声に耳を傾けて活動するはずで、いずれ出馬するのではないかと以前から待望されていた」

 人柄だけでなく、“能力”も高いと言うのは前出・政界関係者だ。

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