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2019.10.01 07:00  NEWSポストセブン

日産CEO候補に浮上 サントリー新浪剛史氏の電撃就任あるか

ゴーン時代の「負の経営」を払拭し、日産の再建を果たせるのは誰か?

ゴーン時代の「負の経営」を払拭し、日産の再建を果たせるのは誰か?

◆もし新浪が日産のCEOになったら

 ローソン、サントリーしか知らない新浪に、100年に一度の激動期に突入した自動車メーカーの経営の舵取りができるかどうかは未知数だが、「新浪ならやってくれる」という“新浪プレミアム”がまだ、経済・産業界&金融界、いや官邸には残っているのかもしれない。これが彼の最大のセールスポイントである。

 新浪をよく知る人物は、「彼の性格からして、(日産の経営を)しかるべき筋から頼まれたら、やるかもしれない」と話している。しかるべき筋とは、日産に深く関わっている官邸であることはいうまでもない。

 日産とルノーの統合は、最終的には仏ルノーの筆頭株主である仏政府と日本政府の政治的問題となる。菅義偉官房長官と新浪は、ともに横浜出身で昵懇の間柄だ。

 当の新浪は9月27日、朝日新聞デジタルの取材で〈日産から話はない。仮に候補であったならば大変光栄。現時点で興味はない〉とのコメントを出した。また、〈まだサントリーのCEOとして数年かけてやるべきことがある〉とも話している。

 もし、新浪が日産のCEOに就いたらどうなるか──。話題づくりが上手なだけに、まずは大きなアドバルーンを打ち上げるだろう。「新しいことを次々言い出して、それを1年でやると宣言する」(ローソンの元幹部)かもしれない。

 だが、いくら名前や箔はあっても、これまで経営者としての実績には疑問符がついてきただけに、日産の再建役としての不安要素も多いと言わざるを得ない。

(敬称略)

●文/有森隆(ジャーナリスト)

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