国内

即位の礼、イスラエルとパレスチナ首脳が同時参列する意味

パレスチナからアッバス議長も訪れる(写真/時事通信フォト)

 天皇陛下が国内外に広く即位を宣言される『即位礼正殿の儀』が、10月22日に行われる。その翌日となる23日には、天皇皇后両陛下が外国要人を赤坂御所に招く茶会が催される。

 平成時代では、上皇上皇后両陛下が元首級の外国王族を赤坂御所に、皇太子だった天皇陛下がそのほかの王族を東宮仮御所に招き、茶会を開催された。今回は両陛下がほかの皇族とともに、赤坂御所に一堂に会する形で催されることになる。

 茶会は当初、開催も含め検討が続いていた。

「茶会をやらなければ、お祝いのために遠路はるばるやって来た海外要人をもてなす機会が饗宴の儀だけとなってしまいます。両陛下はできる限りもてなしたいとお考えになり、茶会の開催をご希望されたそうです。賓客側からも、『陛下、雅子さまにゆっくりお目にかかりたい』という声が多く、その希望に応えたいという思いもお持ちなのでしょう」(皇室記者)

「即位礼正殿の儀」には世界の錚々たる要人が駆けつける。

 まずは世界の王室だ。イギリスからはチャールズ皇太子、オランダのウィレム国王夫妻、スペインのフェリペ国王夫妻、ベルギーのフィリップ国王夫妻、サウジアラビアのムハンマド皇太子などが参列する予定だ。

 大統領などの首脳級では、ドイツのシュタインマイアー大統領、トルコのエルドアン大統領、フィリピンのドゥテルテ大統領、インドのコーヴィンド大統領らが予定されている。

 米在住の作家で、国際外交関係に詳しい冷泉彰彦さんが解説する。

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