ラグビーW杯の日本戦があったため、ドラマを録画した視聴者も相当数いたと予想されるため、今後発表されるタイムシフト視聴率にも着目すべきだろう。

 そもそも、高視聴率ドラマは、脚本や音楽、キャストの組み合わせ、放送局、時間帯など様々な要素が噛み合った時に生まれるもので、主演だけで決まるわけではない。

『グランメゾン東京』では鈴木京香や尾上菊之助、及川光博、玉森裕太、沢村一樹などの俳優陣が名を連ねている。しかし、豪華キャストで周りを固めたからといって、必ずしも数字が上がるとは限らない。

 木村拓哉がドラマを始めると、他の主演俳優以上に視聴率が騒がれる。その境遇は、誰とも共有できない孤独なものであろう。

 尋常ではないプレッシャーを浴びながら、新ドラマに挑戦する姿勢を素直に称える風潮がもう少し出ても良いと思う。

■文/岡野誠:ライター・芸能研究家。著書『田原俊彦論 芸能界アイドル戦記1979-2018』(青弓社)が話題に。人気絶頂期の田原俊彦がバッシングにより苦境に陥り、そこからどう復活したかを描く。〈「アイドルのくせに」という偏見と常に戦い、己を貫いてきた〉〈マーケティング完全無視で誕生した『びんびん』シリーズ〉〈野村宏伸の逆ギレで名コンビ誕生〉などドラマ『教師びんびん物語』(フジテレビ系)がなぜ高視聴率を獲得できたかも多角的に分析。

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