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2019.11.01 07:00  週刊ポスト

便潜血検査では大腸がん3割見落とし 大腸内視鏡受診を

検便の問題点を医師が解説

 日本のがん死亡者のうち大腸がんが占める割合は大きく、肺がんに次いで2番目に多い。一方で、ステージIの患者の5年生存率は97.6%(2018年、全国がんセンター協議会「生存率共同調査」)と非常に高い。つまり、早い段階で発見できれば助かるが、進行してしまうと取り返しがつかないことが少なくないのだ。

 その大腸がん検診として自治体や企業の健康診断で広く行なわれるのが「便潜血検査(検便)」だ。ナビタスクリニック川崎の谷本哲也医師が解説する。

「便を採取して、がんやポリープが原因で生じた出血の有無を調べる検査です。非常に簡単に、体に負担をかけることなく、繰り返し検査できるという点で非常に有用です。

 しかし、大腸は1.5mほどもある長い消化管で、小腸に近いほうなのか、肛門に近いほうなのかによって、できるがんの性質が異なります。小腸に近いほうにがんができた場合は、通る便がまだ水を含んで柔らかいため出血しにくい。こういったがんを見落としてしまうケースが多く、大腸がんのうち約3割を見逃してしまうという研究結果もあります」

 これに代わり得るのが大腸内視鏡検査だ。

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