「法律的に一般財団法人には収支を公開する義務はありませんが、活動内容が健全であることを示すため、ホームページ等でできる限り財政状況を公開するのが現在の流れです」(公益法人に詳しいジャーナリスト)
同財団法人は非公開だが「法令に沿った形で適切に対応しています」と説明する。
3億円でも驚かれたが、普通預金や不動産などを含めると、資産は5億円や6億円にのぼる可能性がある。たしかに大手企業のテレビCMに数多く出演するなど、2013年の「お・も・て・な・し」ブレークの後の収入は高額だったかもしれない。それでも、局アナ時代は年収400万円ほどといわれた滝川が、ほんの数年でここまで莫大な資産を作れるのか。裏側には何かカラクリがあるのではないか──。
滝川は、局アナ時代に人脈を築いたという。
「2002年にはフジテレビの『ニュースJAPAN』のメインキャスターに抜擢されました。一日の終わりの時間帯に体を斜め45度にひねってつぶらな瞳でニュースを読む姿が“おじさま視聴者”の疲れた心を癒して、一躍人気キャスターになりました。
彼女は仕事熱心で上昇志向があり、テレビ局の幹部に連れられ、政済界の大物やスポンサーらとの会合に顔を出していたそうです。そうした中で、一介の女子アナが知り合うことのできない人たちとの人脈を培っていったのでしょう」(滝クリを知る関係者)
恋愛にも積極的で、室伏広治(45才)、中田英寿(42才)、小澤征悦(45才)らと浮き名を流した。恋愛遍歴からも彼女の交友関係の華やかさや幅広さがうかがえる。
そうした人脈が、東京五輪の招致アンバサダーや、大手企業のテレビCMなどの仕事を得るのにも役立ったことは間違いないだろう。
豊富な人脈は、時として、政治の世界では“仇”になることもある。新妻の「稼ぐ力」に進次郎氏自身も動揺しているという。
「結婚発表後、滝川さんは一部メディアが報じた夫の恋愛遍歴に驚いた様子でしたが、今は立場が逆。白日の下にさらされた妻の“金脈”に、進次郎氏は驚きと同時に頭を抱えています。
政治家にとって資金力は武器になる一方で、自分が資産をゼロで公開していることからもわかるように、進次郎氏は巨額資産が有権者にとってマイナスイメージにつながるとの考えが強い政治家。何より結婚からわずか3か月で、自身の私生活や妻の経済事情が明かされ、これまでのクリーンなイメージにヒビが入った。まさに受難の時です」(前出・政治部記者)
結婚発表時、進次郎氏は自身のブログに滝クリの存在を、《力を抜いて、無防備な自分でいることができ、救われる》と綴っている。いつまで気を抜いていられるだろうか。
※女性セブン2019年11月21日号