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2019.11.19 07:00  NEWSポストセブン

『旅バラ』終了決定でも存続期待高まる『バス旅』の可能性

 番組の魅力は“予定調和なしの緊張感”にあり、その中心に蛭子能収がいた。運転手に「路線バスは走っていない」と説明されても「絶対にあるから。絶対にこの人たちの言うことを信じちゃいけない」と断言。旅館には宿泊したくないと主張し、マドンナの森下千里に「いいじゃん、別に」と言われると、「それは旅館の恐ろしさを知らないんだよ。変な旅館に泊まったことがないから」と怒り爆発。リーダーの太川がバス停の名前を忘れた時、蛭子が「え~! メモしてなかったの? 信じられない。リーダーなのにさあ」とこぼし、太川を激怒させたこともあった。

 真剣にゴールを目指すゆえのバトルが視聴者を惹き付けたのだ。

 だが、2015年頃から蛭子の傍若無人な言動は徐々に減っていき、旅館への嫌悪も薄れ、太川との対決も少なくなっていった。その影響もあったのか、視聴率は2ケタを割り込むようになった。

 不定期の『バス旅』は2017年1月限りで一度終了したが、復活を期待する声が大きく、今年4月から『太川蛭子の旅バラ』がレギュラー化。5月には『バス旅』が再開した。しかし、当初は1日でマドンナが交代したり、途中参加のゲストが加わったりするなど形式が変わり、『バス旅』特有の“緊張感”が薄れ、視聴率2.9%にまで落ち込んだ回もあった。

 7月以降、太川、蛭子、マドンナという3人体制に戻すと、徐々に数字が上昇。8月29日には7.9%、10月30日には8.1%と『旅バラ』の最高視聴率を更新していった。2017年1月の『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』の最終回が8.9%だったことを考えても、勢いを取り戻しつつあった。

 視聴率回復のヒントは、蛭子の発言に隠されていた。『旅バラ』になってからバトルを引き起こす言動が鳴りを潜めていたが、札幌から網走を目指した8月29日放送の車中で「喧嘩するシーンはいっぱい見たい」「人が揉めて、自分に関係ないのが1番いい」と本音を漏らす。

 折しも、この回では北海道に本社を置くセイコーマートで昼食をとりたいと希望する生駒里奈に対し、太川が難色を示して険悪な雰囲気になる。10月30日放送では、バスのルートで宇垣美里と太川陽介の意見が異なり、互いのイライラが画面から伝わってくる場面があった。

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