『ザワつく!金曜日』スタジオ。「計算したわけじゃないのに、ちゃんと流れが生まれる。それがバラエティー番組の……というかテレビのおもしろさだと思いますね」。

「番組をやってる最中に『おもしろいなぁ』と思う瞬間があるんですよね。ラグビーのパスみたいに、トークがポンポーンと渡って、『ここ、あなたが出てくるとこだよね』と思うところで、ちゃんとその人が出てくる」

 そのために必要なのは、「まず自分が楽しむこと」と石原は言う。

「一茂さんとは十数年前に2人でバラエティー番組の司会をやったことがあったのですが、あの頃はぼくも司会だけで精一杯だったけど、この一年でずいぶん変わりました。すごく自分が楽しみながらトークをできるようになった。ちさ子ちゃんも同じで、今は、すごく楽しそう。

 2018年5月に特番でこの番組を初めてやった時は『なんでこんな大柄で声が大きいオジサン2人と一緒にやらなきゃいけないのよ!?』って思ってたんじゃないかな(笑い)」

 しかし今では、よくぞこの3人をキャスティングしてくれた!と感心するほど絶妙のコンビネーションだ。

「いやいや、コンビネーションなんてないですよ。一茂さんがいみじくも言っていたけど『ぼくらのはキャッチボールじゃなくてゴルフの打ちっ放しだ』って(笑い)。しかもみんな違うクラブを振ってるし、お互いのスイングをチェックすることもしない。でも、それがおもしろい」

【プロフィール】
いしはら・よしずみ●1962年1月15日生まれ。神奈川県逗子市出身。1982年に映画『凶弾』で主演デビュー。映画やテレビドラマ、舞台に多数出演。1997年に気象予報士の資格を取得し、人気お天気キャスターとしても活躍。現在は『ザワつく!金曜日』『週刊ニュースリーダー』(ともにテレビ朝日系)をはじめ、多数のレギュラー番組を持つ。

撮影/田中智久

※女性セブン2019年12月5・12日号

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