安倍がキライだからそのやり方に何でも反対するというなら子供と同じである。いや、そんなことを言ったら子供に失礼かもしれない(笑)。人間は神では無いのだから長所もあれば欠点もある。欠点に目をつぶれとは言わないが、それにこだわるあまり長所を潰してしまったら日本のために、いやこの問題に限っては日韓双方のためにならない。まったく日本の学者や知識人には幼稚な人間が多い。日本を潰そうと考えている外国人にとって、これほど狙いやすい国はないだろう。

 そして2019年という年が日韓関係にとって画期的な年だったのは、なんといってもこのような韓国の態度を内側から批判する声が上がり、しかも燎原の火のように広がりつつあるということだろう。言うまでも無く、韓国における近代経済史の第一人者である李栄薫(イ・ヨンフン)ソウル大学名誉教授が中心となって出版した『反日種族主義』のことを言っている。日本語版も緊急出版(文藝春秋刊)されベストセラーとなっているが、そのプロローグのタイトルはご覧になっただろうか。「嘘の国」というのだ。もちろん韓国のことを言っている。これはヘイトスピーチではない。国を愛する学者の血を吐くような叫びである。

●撮影/小倉雄一郎

※週刊ポスト2019年12月20・27日号

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