かつての北リアス線を走る「36-2100形気動車」(写真提供:早大鉄研)

【4位】「三陸鉄道リアス線」が全線開通

 4位は三陸鉄道リアス線の全線開通だ。こちらは東日本大震災で被害を受け、運行見合わせとなっていたJR山田線の宮古~釜石間が三陸鉄道に移管され、従来の南・北リアス線が久慈~盛を結ぶ「リアス線」として1つにつながったのである。沿線には絶景スポットも数多く、全通前も、そして全通直後からも現地を訪れる会員が後を絶たない。

【5位】JR北海道「石勝線夕張支線」が廃止

 5位は北海道の石勝線夕張支線の廃止。かつては炭鉱で栄えた路線だが、鉱山の閉鎖、沿線住民の人口減少等により廃止となった。北海道はこのように経営の苦しい路線が多くあるが、どれも本州では見ることのできない雄大な自然を堪能できる路線である。多くの会員が、乗り納めとして北海道へと向かったようだ。

夕張駅に停車中の「キハ40形」(写真提供:早大鉄研)

【6位】京急線が踏切内でトラックと衝突事故

 6位に入ったのは、9月5日午後に発生した京浜急行(京急)線の踏切事故である。踏切に進入し、動けなくなったトラックと列車が衝突。大きな事故となった。現在でも当時の事実確認や捜査が進められている。そのスピード感や車両に関して、会内でも高い人気を誇る京急線。その未来を左右しかねない事故に会員の注目が集まった。

京急1000形。この1137Fが事故に遭った(写真提供:早大鉄研)

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