ライフ

ばぁば直伝 パーティー仕様「骨付きラム肉有馬焼き」レシピ

ばあばは「ラム肉は冷めると硬くなりますから、熱々を召し上がってね」と

『きょうの料理』(NHK Eテレ)への出演でおなじみ、現役最高齢95才の日本料理研究家、“ばぁば”こと鈴木登紀子さんが、後世に残していきたい、料理の“手仕事”を紹介します。

 * * *
 2019年もあっという間の一年でしたね。元号も「令和」と改まり、師も奔走する12月、師走の到来です。

 ばぁばは11月14日に95才になりました。「四捨五入すると100才ですね。おめでとうございます!」と言われ、四捨五入しちゃうの? と大笑い。まあ、おめでたいかどうかはともかくとして、人はみな、神様から今生での使命をもって生まれるといいます。お料理がばぁばの使命であるならば、今もこうして日本の家庭料理をお伝えできるのは、つくづく有り難いことです。

 よく「ばぁばの長生きの秘訣は何ですか?」と聞かれます。これはもう「食いしん坊ばんざい!」に尽きますわね(笑い)。ばぁばは筋金入りの“肉食系女子”ですから、お肉がだーいすき。一度にたくさんは食べられませんが、ステーキなどシンプルなお肉料理がばぁばの95年を支えてきたのだと思います。

 よく食べ、よく笑い、明日を楽しみに今日を生きられるのは、何よりの幸せですわね。

 さて、本題に入りましょう。

 12月はパーティーシーズン。そこで今回は、ホームパーティーにうってつけの「骨つきラム肉の有馬焼き」をご紹介します。

「有馬焼き」と言えば、日本料理では山椒焼きを意味します。また焼きものに限らず「有馬煮」など、実山椒を使った料理はすべて“有馬”の冠がつきます。その理由は、温泉で有名な兵庫県の有馬地方がその昔、山椒の産地だったことに由来するようです。

 ラム肉は苦手、というかたも多いようですが、実山椒のたれに漬け込みますとラム独特のにおいが和らぎ、さらにローストすると香ばしく爽やかな味わいに昇華いたします。

 バターたっぷりで口当たりのよい、なめらかなマッシュポテトを添えてお楽しみください。

骨付きラム肉は筋切りをして、実山椒と漬ける

関連キーワード

関連記事

トピックス

世界中でセレブら感度の高い人たちに流行中のアスレジャーファッション(左・日本のアスレジャーブランド「RUELLE」のInstagramより、右・Backgrid/アフロ)
《広瀬すずもピッタリスパッツを普段着で…》「カタチが見える服」と賛否両論の“アスレジャー”が日本でも流行の兆し、専門家は「新しいラグジュアリーという捉え方も」と解説
NEWSポストセブン
浅香さんの自宅から姿を消した内縁の夫・世志凡太氏
《長女が追悼コメント》「父と過ごした日々を誇りに…」老衰で死去の世志凡太さん(享年91)、同居するスリランカ人が自宅で発見
取締役の辞任を発表したフジ・メディア・ホールディングスとフジテレビ(共同通信社)
《辞任したフジ女性役員に「不適切経費問題」を直撃》社員からは疑問の声が噴出、フジは「ガバナンスの強化を図ってまいります」と回答
NEWSポストセブン
子宮体がんだったことを明かしたタレントの山瀬まみ
《“もう言葉を話すことはない”と医師が宣告》山瀬まみ「子宮体がん」「脳梗塞」からの復帰を支えた俳優・中上雅巳との夫婦同伴姿
NEWSポストセブン
愛子さま(写真/共同通信社)
《12月1日がお誕生日》愛子さま、愛に包まれた24年 お宮参り、運動会、木登り、演奏会、運動会…これまでの歩み 
女性セブン
海外セレブの間では「アスレジャー
というファッションジャンルが流行(画像は日本のアスレジャーブランド、RUELLEのInstagramより)
《ぴったりレギンスで街歩き》外国人旅行者の“アスレジャー”ファッションに注意喚起〈多くの国では日常着として定着しているが、日本はそうではない〉
NEWSポストセブン
虐待があった田川市・松原保育園
《保育士10人が幼児を虐待》「麗奈は家で毎日泣いてた。追い詰められて…」逮捕された女性保育士(25)の夫が訴えた“園の職場環境”「ベテランがみんな辞めて頼れる人がおらんくなった」【福岡県田川市】
NEWSポストセブン
【複雑極まりない事情】元・貴景勝の湊川親方が常盤山部屋を継承へ 「複数の裏方が別の部屋へ移る」のはなぜ? 力士・スタッフに複数のルーツが混在…出羽海一門による裏方囲い込み説も
【複雑極まりない事情】元・貴景勝の湊川親方が常盤山部屋を継承へ 「複数の裏方が別の部屋へ移る」のはなぜ? 力士・スタッフに複数のルーツが混在…出羽海一門による裏方囲い込み説も
NEWSポストセブン
アスレジャースタイルで渋谷を歩く女性に街頭インタビュー(左はGettyImages、右はインタビューに応じた現役女子大生のユウコさん提供)
「同級生に笑われたこともある」現役女子大生(19)が「全身レギンス姿」で大学に通う理由…「海外ではだらしないとされる体型でも隠すことはない」日本に「アスレジャー」は定着するのか【海外で議論も】
NEWSポストセブン
中山美穂さんが亡くなってから1周忌が経とうとしている
《逝去から1年…いまだに叶わない墓参り》中山美穂さんが苦手にしていた意外な仕事「収録後に泣いて落ち込んでいました…」元事務所社長が明かした素顔
NEWSポストセブン
イギリス出身のインフルエンサー、ボニー・ブルー(Instagramより)(Instagramより)
《俺のカラダにサインして!》お騒がせ金髪美女インフルエンサー(26)のバスが若い男性グループから襲撃被害、本人不在でも“警備員追加”の大混乱に
NEWSポストセブン
(左から)中畑清氏、江本孟紀氏、達川光男氏の人気座談会(撮影/山崎力夫)
【江本孟紀・中畑清・達川光男座談会1】阪神・日本シリーズ敗退の原因を分析 「2戦目の先発起用が勝敗を分けた」 中畑氏は絶不調だった大山悠輔に厳しい一言
週刊ポスト