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2020.01.06 07:00  NEWSポストセブン

男性が「肌色メイク」する時代 プレゼン前の上級管理職も

メンズメイクをサービスに加える美容室も増えつつある(イメージ)

メンズメイクをサービスに加える美容室も増えつつある(イメージ)

 男性が素肌を整えるスキンケアが若者だけでなく中年にも一般的になりつつあるが、最近はさらにメイクで「肌色を整える」ことも広がりつつある。肌色を整える男性向け商品がドラッグストアにも複数、陳列され、ファッション誌『MEN’S NON-NO』による第5回「メンズノンノ美容大賞」2019年では「メイク部門」がもうけられ、コンシーラーやBBクリーム、ファンデーションが入賞した。男性専用メイクサロンの草分け的存在であるイケメン製作所(東京・銀座)創業者の手塚拓海CEOは「異性から受け入れられると安心できるようになり、行動に移し始めたのだと思います」という。

 その言葉を裏付けるように、2019年10月に株式会社資生堂が20代~50代の男女を対象に実施した「男性のスキンケアと肌や眉を整える等の行為に関する意識調査」は、メンズメイクを女性が肯定的に捉えていることがはっきりと分かる結果だった。

 仕事相手の男性がメイクをしていることに気付いた場合の印象は「とても好印象」31.5%、「どちらかというと好印象」28.9%、「なんとも思わない」28.4%という結果で、約9割もの女性がメンズメイクに抵抗がないことが分かった。

 仕事で関わるだけなら他人だから、無責任なことを女性が答えているのではないかと疑うひともいるかもしれない。しかし、同調査で「男性の恋人がメイクをしていることに気付いた場合」の印象について尋ねても、「とても好印象」27.3%、「どちらかというと好印象」22.8%、「見た目が素敵になっていればいい」11.6%、「自然な仕上がりであればいい」9.4%と、肯定的に捉えている女性が約7割と多数派であることが判明した。

 男女ともに起きている意識の変化を受けて、資生堂では2018年4月から「肌マネジメント研修(ビューティ講座)」と名付けた、男性向けの研修を企業や大学で実施している。商品を使って実際に自分の顔で試す内容を含んでおり、スキンケアに始まり、フェイスカラークリエイター(BBクリーム)で肌色を整える体験ができる。

 前出のイケメン製作所では、髪と眉毛を整え、メイクしていると気付かれにくいメンズメイクを施す。客の希望にもよるが、顔全体の色を変えるというよりは目のクマ、しみ、ニキビ跡、ヒゲのそり跡などを自然な形でカバーするメイクを提案している。コンシーラーを部分的につかって肌に馴染ませる、自分で10~15分ほどで再現できるやり方が多い。

 肌色を整えるメイクについては、以前から男性にもニーズがあるはずだと、前出の手塚氏は2012年に男性向け美容クリニック「ゴリラクリニック」を創業したときから感じていたそうだ。

「男性向け美容クリニックではヒゲ脱毛が評判となったのですが、脱毛だと費用も時間もかかるので、誰でもチャレンジできるわけではない。もっと手軽にヒゲ跡をカバーできるメイクが、必ず多くの人の求めるものになると思っていました。そして2017年9月に『イケメン製作所』を始めたころから広まったInstagramの影響で、男性も自分の見た目を整えることに抵抗がなくなっていったと思います」

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