●かつれつ四谷たけだ
カキは乳白色の身と濃厚な旨味から“海のミルク”ともいわれるが、見た目や味だけでなく、栄養素と機能性成分が詰まっていることにも由来している。特に亜鉛は食品随一で、100グラム食べると、1日に必要な量が十分に摂れてしまう。亜鉛は免疫力を強化し、男女問わず生殖機能を増強する効果がある。
そんなカキを使った絶品のカキバター焼とカキフライを食べさせてくれるのが、「かつれつ四谷たけだ」。トンカツをはじめ、すべての揚げ物が美味しいと評判で、行列が絶えない名店だが冬場になる10月から4月にかけての季節限定メニュー、カキバター焼を目当てに、いつも以上に客が押し寄せる。シーズン中はカキバター焼定食が一番人気で、これを目当ての客が後を絶たない。写真左のカキフライ定食は1350円で、右のカキバター焼定食は1550円。
「岩手県大船渡から毎日20キロ以上の生ガキを送ってもらっています」(店主・竹田雅之氏)。大粒で濃厚な味わいのものを厳選している。
その味わいは他店では味わうことができない唯一無二のもので、甘辛いバター醤油をまとったカキの滋養味がじわりと味蕾へ染みわたり、噛むほどに口内の隅々にまで広がってゆく。
【店舗情報】
・東京都新宿区四谷1-4-2 峯村ビル1F
・営業時間:月~金:11時~15時(L.O.)、17時~21時(L.O.)/土:11時~15時(L.O.)
・定休日:日・祝
◆撮影/内海裕之
※週刊ポスト2020年2月7日号