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2020.02.12 07:00  週刊ポスト

東京五輪 ウイルス感染拡大でボランティア大量辞退の懸念も

都内でデング熱の症例が確認された際には薬剤散布が行われた(時事通信フォト)

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、7月24日に開幕する東京五輪への影響が懸念されている。ウイルス感染爆発が五輪開催中の東京を襲ったら、選手だけでなく観客にも大きな影響を及ぼす恐れがある。

 グローバルヘルスケアクリニック院長の水野泰孝医師(輸入感染症)が指摘する。

「新型コロナウイルスのような感染症は、一定期間、限定された地域に大勢が集まる『マスギャザリング』と呼ばれる状況で拡大しやすい。世界中から1000万人を超える人々が集結する東京五輪は『マスギャザリング』の典型例で、感染者が増える条件が揃っている」

 マスギャザリングとは、一定期間、限定された地域に大勢が集まることだ。選手や観客だけではない。東京五輪では5万人の警備員と8万人のボランティアが大会運営に携わる予定だ。それとは別に会場周辺や駅などで案内役を担う都市ボランティアとして東京都は2万人を確保している。

「ボランティアは多めの人数を確保していますが、感染爆発によってこれらの人員から大量の辞退者が生じる可能性もあるでしょう。

 そうなれば、会場の座席案内などの大会運営がスムーズに行かないだけでなく、地震などの災害時の避難誘導ができなくなる。パニックによる観客同士のトラブルも起こり得る。そうした想定がなされているのか疑問が残ります」(スポーツ紙五輪担当デスク)

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