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2020.03.31 07:00  週刊ポスト

コロナで病院閉鎖の最悪事態 降圧剤、糖尿病治療薬不足も

病院閉鎖の危機(時事通信フォト)

 世界的な感染拡大が続く新型コロナウイルス。これまで医療従事者や職員に新型コロナの陽性患者が出て外来を閉鎖したり、陽性患者の通院によって院内感染が広がり、医療現場がパンクするケースが報じられてきた。

 これに加え、現在急増しているのは、備品不足による病院の自主休診だ。実際に病院が閉鎖されたら何が起こるのか。糖尿病と心臓病の専門医である銀座泰江内科クリニック院長の泰江慎太郎医師が指摘する。

「ほとんどの通院患者は次回の受診までの薬しか処方されていません。そこで突然休診になったら、薬切れで多くの患者の健康状態に影響が出ると予想されます」

 最も懸念されるのは、国内患者数が1010万人に達する高血圧治療薬(降圧剤)が入手できなくなることだ。厚労省「国民健康・栄養調査」(2017年)によれば、60代の35.7%、70歳以上の51.7%が降圧剤を服用しているという。

 泰江医師は「降圧剤が切れると、ほかの薬より病態の急変につながりやすい」と指摘する。

「服用を急にやめると、普段は収縮期の血圧を140に抑えている人の血圧が2~3日で180以上まで急上昇することがあります。そうなると、高血圧緊急症と呼ばれる重症高血圧になり、脳卒中や心筋梗塞を引き起こす怖れがあります」

 糖尿病治療薬の不足も最悪の事態を招きかねない。

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