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2020.03.31 16:00  週刊ポスト

新型コロナで病院閉鎖の事態も 薬切れにどう対策するか

病院閉鎖が現実的に(時事通信フォト)

 世界的な感染拡大が続く新型コロナウイルス。これまで医療従事者や職員に陽性患者が出て外来を閉鎖したり、陽性患者の通院によって院内感染が広がり、医療現場がパンクするケースが報じられてきた。

 医療機関が閉鎖されることにより懸念されるのが、患者が薬を飲み続けられるかどうかだ。糖尿病と心臓病の専門医である銀座泰江内科クリニック院長の泰江慎太郎医師が指摘する。

「ほとんどの通院患者は次回の受診までの薬しか処方されていません。そこで突然休診になったら、薬切れで多くの患者の健康状態に影響が出ると予想されます」

 脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアなどで「消炎鎮痛剤」を服用する場合、薬切れで痛みが連鎖する怖れがある。清水整形外科クリニック院長の清水伸一医師が指摘する。

「消炎鎮痛剤が急に切れると抑えていた痛みが出ることに加えて、いつも飲んでいる薬がなくなることで精神的に不安定になりがちです。すると痛みの連鎖が起こり、ストレスから不眠などの症状が起こります」

 他の整形外科系の疾患でも心配は多い。

「関節リウマチをコントロールしてきた抗リウマチ薬が切れると症状が悪化し、手足の関節が腫れたり痛んだりします。重度の骨粗鬆症の薬が切れると1~2か月ほどで骨密度が低下して、最悪の場合は骨折から寝たきりになる懸念が生じる」(清水医師)

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