無症状感染者からも発症者並みのウイルスが検出(時事通信フォト)

 また、早稲田大学ではお膝元のJR高田馬場駅周辺で学生と思しき若者たちが大騒ぎする姿がメディアで報じられ、大学総長が《騒ぎに参加した学生には猛省を促したい。在学生には早大生として、自覚ある行動を改めて求める》という異例のコメントを発表する事態になっている。

 亀谷診療所院長の亀谷学さんは指摘する。

「新型コロナ感染者のうち2割が重症化しますが、8割は軽症か無症状。特に若い人は無症状の場合が多く、自分が感染しているにもかかわらず遊びに出かけて、知らず知らずの間にウイルスをばらまいているケースも少なくありません」

 マサチューセッツ内科外科学会が発行する医学雑誌(2月19日付)では、無症状患者の鼻とのどに存在するウイルス量が症状のある患者と同レベルであったことを明らかにしている。

 若者の多くは自分自身が感染しても命の危険はないと甘く身勝手な思いなのだろうが、自分が知らぬうちに「殺人者」になってしまう可能性を強く自覚すべきだ。

※女性セブン2020年4月16日号

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