新型コロナウイルスに皇室も影響を受けている(時事通信フォト)
「さすがに緊急事態宣言が出た東京で、国民が外出自粛を余儀なくされている中、出席者を絞ったとはいえ多くの人が集う儀式を行うと大きな波紋を呼びかねません。また、ご夫妻もこの状況下で、自分たちだけがお祝いされるようなことは望まれていないでしょう。
緊急事態宣言が出される前にすでに宮内庁からは、“延期やむなし”という意向が政府官邸に伝えられていたようなので、あとは政治サイドの判断次第。無期限の延期が濃厚という情勢です」(皇室ジャーナリスト)
立皇嗣の礼は、昨年から続いた御代がわりに関する一連の行事の締めくくりでもある。つつがなく儀式を終えられるよう準備に尽力されてきた紀子さまにとっても、無念なことであろう。
「正式に延期か否かが決まるまでは、準備に手は抜けません。紀子さまご自身のことはもちろん、眞子さまや佳子さまの装束など細かな準備のご負担もあります。平時ならば盛大なお祝いの場になるはずで、皇嗣妃となられる紀子さまも期待されていたでしょうから、落胆されているのではないでしょうか」(前出・皇室ジャーナリスト)
※女性セブン2020年4月23日号