茨の道を行く杏
「A子さんはこの間、ある女性霊能者に傾倒していたのです。杏さんの個人事務所のコンサルティングをこの女性に任せ、勝手に多額のコンサルタント料を支払っていました。杏さんはこのことに気づき、愕然としましたが、借金を完済するまでは母親を支えようと考え、堪えていたんです。そして晴れて借金を返し終えたタイミングで“独立”を主張したのです」(前出・芸能関係者)
◆母は杏のマンションを所有したまま兄と生活
A子さんは渡辺との裁判同様に、衝撃の“暴露”を持って応戦している。なんと、霊能者に頼っていたのは杏の方だというのだ。
「杏さんは東出さんと結婚する前に、妻子ある男性との不倫やDV癖のある男性と交際していて、そのことを霊能者に相談していたというのです。その相談メールを証拠として裁判所に提出しています」(前出・芸能関係者)
前述したように、杏は母親が宗教団体に心酔したことで苦労した過去がある。にもかかわらず、母親が頼った霊能者に相談を持ちかけていた。
2015年に杏が東出と結婚した際、渡辺や再婚相手の南果歩(56才)は披露宴に参列したが、A子さんの姿はなかった。当時は奇妙に語られていたが、この争いの最中だったのである。
この間、杏を支えたのが渡辺だった。
「結婚という幸せの絶頂にいるべき娘が、実の母から訴えられているという現状を知って、渡辺さんから声をかけたそうです。不倫をしていたことに対する贖罪の気持ちもあったのかもしれません。杏さんも、少しずつ渡辺さんに相談するようになったそうです」(杏の知人)
結婚後には、渡辺が杏の自宅を訪れるなど、父と娘の関係は完全に改善している。
杏は過去を振り返らず、穏やかに暮らし始めていた。しかし平穏な日は長く続かない。2020年1月、東出の不倫が発覚したのだ。
不倫が発覚し、杏の元を離れている東出