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2020.05.14 07:00  週刊ポスト

9月入学実現なら箱根が「学生最後の駅伝」ではなくなる?

1年生ランナーの活躍は激減か(時事通信フォト)

 新型コロナウイルスの感染拡大で休校が続く中で浮上してきた「9月入学」だが、実際に行なわれた場合の影響は相当大きなものになりそうで、学校の部活動も様変わりすることになる。大学スポーツでは、とりわけ「駅伝」への影響が大きそうだ。

 大学3大駅伝は10月の出雲、11月の全日本、そして1月2、3日の箱根駅伝だ。スポーツライターの酒井政人氏は9月入学による「1年生ランナー」への影響を懸念する。

「現状、新入生は4月から7月にかけて中長距離のトラック競技会を転戦します。7月の北海道でのホクレンディスタンスチャレンジなどで鍛えながら、夏の合宿で距離を延ばしていく。

 高校卒業直後でも10kmまでは対応できるが、箱根の20kmは厳しい。春から時間をかけて秋の駅伝シーズンに備えるわけです。9月入学になると、その準備期間がなくなってしまう」

 10月の出雲は最長区間が10.2km(最終6区)、11月の全日本も多くの区間が9~12km程度で、“9月入学直後の1年生”も対応できる可能性があるが、ハーフマラソンの距離を走る10月の箱根予選会などは1年生には厳しくなりそうだ。

「本番の箱根も、今年の“花の2区”で快走した青学大の岸本大紀君や3区で区間新を出した駒澤大の田澤廉君のようなスーパールーキーは出づらくなるでしょう」(同前)

 東京五輪マラソン代表の大迫傑は2011年の箱根1区で、1年生(早稲田大)ながら区間賞を獲得したが、そうした“衝撃のデビュー”は見られなくなるかもしれないのだ。

「箱根の時期をずらす可能性はほぼゼロでしょうからね。正月だから視聴率が取れて話題になる。ただ、出雲や全日本を2月や3月にずらす可能性はあるかもしれない」(同前)

 その場合、4年生の箱根での走りを実況で「学生最後の駅伝です!」と盛り上げられなくなる。

※週刊ポスト2020年5月22・29日号

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