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2020.05.22 07:00  女性セブン

志村けんさんと沢田研二 代役決定の裏にあった50年の絆物語

「志村さんを尊敬している」という沢田(写真は5月中旬)

 松竹映画100周年記念作品『キネマの神様』(2021年公開予定)は、当初、志村けんさん(享年70)と菅田将暉(27才)のダブル主演で描かれる予定だった。しかし、志村さんが新型コロナウイルス感染症で亡くなったことで、一度はお蔵入りも懸念されたが、5月15日、志村さんと親交の深い歌手・沢田研二(71才)が代役を務めることが発表された。

 互いの才能を認め合うお笑い界と音楽界のレジェンド──。志村さんとジュリーこと沢田の関係は50年に及ぶ。

「2人は、約50年前に所属していた芸能事務所で先輩と後輩の関係でした。結成はドリフターズの方が古いけれど、志村さんが加入したのはタイガースが解散した後で、年齢もジュリーの方が1つ上の先輩です」(音楽業界関係者)

 2人の出会いは、志村さんがザ・ドリフターズに正式加入する前の1972年のこと。志村さんは当時「マックボンボン」というお笑いコンビを組んでいて、ソロデビュー後の沢田の前座を務めたこともあった。

 本格的な共演は1976年になってから。『8時だョ!全員集合』(TBS系)でのコント共演だ。これを機に沢田は、68回も『8時だョ!』に出演。同番組のゲスト出演において歴代3位の数字となる。この共演が2人の関係性を決定づける。

「驚きましたよ。台本チェックの厳しさやリハーサルの細かさで有名だったジュリーが、志村さんとのコントだけは、すべてお任せだったんです」とは、2人をよく知る芸能関係者。

「志村さんが決めてくれるから大丈夫、と信頼しきりでした。リハーサルをやらないし、アドリブもたくさんあって、とにかく“ライブ”を大事にする意識を2人ともが持っていました。ジャンルは違うけど、目の前のお客さんを喜ばせたい、という思いひとつで共鳴し合ったのでしょう。プロ同士、舞台上では激しくやり合っていましたね。

 一本気なジュリーは、志村さん以外のドリフのメンバーとは積極的にコントをしなかったし、同時期に人気だったクレージーキャッツともコントをしないほどの筋の通し方でしたからね」

 ルックスが似ていることを生かした合わせ鏡のコントや、小学生に圧倒的な人気を誇ったヒゲダンスにも真摯に取り組み、二枚目のアイドルは、魅力に厚みを増していった。

 その後、『8時だョ!』の放送が終わり、1990年代に入ると共演は途絶えるが、2001年から再び息の合ったコンビが復活する。4月にトーク番組『変なおじさんTV』(フジテレビ系)で十数年ぶりのそろい踏みを果たし、これを機に、頻繁に数々の番組で一緒になった。

「どれも、実はジュリーがラブコールを送ってのことばかりでした」(前出・芸能関係者)

 同年10月には『ふたりのビッグショー』(NHK)に出演。司会者不在、出演者2人だけで進行するこの音楽番組に、NHKはまず、沢田だけをキャスティングしたという。その沢田が相棒に選んだのが、志村さんだった。

沢田と買い物にでかけた妻・田中裕子(写真は5月中旬)

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