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鎌田實医師 自粛生活でも脳を刺激する7つの生活習慣を提案

諏訪中央病院名誉院長の鎌田實医師

 新型コロナウイルスの感染拡大防止のために在宅ワークになり、日常生活でもなるべく外出しない生活を皆が送っている。そうなると、コミュニケーションがどうしても減って「今日は一日、一言も誰とも喋らなかった」という日が増えてくる。そのような生活のなかでも認知機能を低下させないための方法を、諏訪中央病院名誉院長の鎌田實医師が紹介する。

 * * *
 一日中、寝間着姿でゴロゴロしている。久しぶりに人と話したので、言葉がなかなか出てこない。今日、何をしたか、何を食べたか思い出せない。こんな人は、認知機能の低下が心配だ。

 新型コロナウイルス感染拡大を防ぐには自粛生活は必要なことだが、その間に、認知機能の低下を招かないようにしたい。脳は、人と会って話したり、人に喜んでもらえることをすると活性化するが、家の中に一人でこもっていても、脳を刺激する方法はたくさんある。次の7つを提案しよう。

【1】料理にチャレンジしよう

 食材を選ぶ、洗う、刻む、調理する、盛り付けるといった一連の流れを段取りよく組み立てながら、いくつかの作業を同時に行なわなければならない。この作業には、ワーキングメモリという短期記憶の力が必要になる。

 自粛生活で、ふだん料理をしない男性が料理を始めたり、凝った料理に挑戦したりという話をよく耳にする。とてもいい風潮だと思う。

 ぼくも料理初心者だが、以前から缶詰料理は被災地の仮設住宅暮らしの人たちにおすすめしてきた。サバの水煮缶で作るけんちん汁は作り方も簡単。適当に切ったゴボウやニンジン、里芋、長ネギ、こんにゃくなどを煮て、具材が柔らかくなったら、サバ缶を汁ごと一缶入れて、みそで味を調えるだけ。魚のいい油DHAが溶けた汁も余さず摂れるのがいい。

 京都大学の研究では、DHAがアルツハイマー型認知症の進行を抑え、神経細胞死も抑える働きがあることがわかっている。

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