• TOP
  • 国内
  • 3.11直前と酷似する異常変動 専門家が4つの警戒ゾーン指摘

国内

2020.06.04 07:00  週刊ポスト

3.11直前と酷似する異常変動 専門家が4つの警戒ゾーン指摘

【3】北信越警戒ゾーン

 5月までの1か月で計142回の群発地震が発生したが、村井氏は「これでエネルギーを放出し終えたと考えるのは早計だ」という。

「1965年8月から長野市周辺で起きた松代群発地震は約5年半も続き、その間に震度5以上の地震が10回も発生しています。今回の群発地震は同様に長期化する可能性がある。

 特に4月23日に最大震度4を観測した松本市の基準点『松本』では、4.96cmの異常変動が起こった。AIの分析でも『松本』は北信越で最も危険度が高くなっている」(村井氏)

【4】南西諸島警戒ゾーン

 これから一足早く夏を迎える沖縄も警戒すべき地域だ。

「水平方向の動きを見ると、南西諸島全体では南東方向の動きが見られますが、沖縄本島の東にある大東諸島だけは真逆の北西方向に動いており、境目に歪みが溜まっています。

 沖縄周辺の岩盤は堅固なので大地震でも比較的揺れは少ないと言われますが、1771年4月に起きた八重山地震では日本最大の85.4mの津波が石垣島を襲ったとされるので、警戒を怠るべきではありません」(村井氏)

 新型コロナの流行中に大地震が発生する可能性は否定できない。地震列島・日本に住む以上、引き続き最大限の注意を払いたい。

※週刊ポスト2020年6月12・19日号

関連記事

トピックス