国内

『女帝 小池百合子』読み解く、彼女は本能的コミュ力高い?

身振り手振り、ファッションのバリュエーションは多い小池都知事(時事通信フォト)

 空中ブランコや富士登山など、体験取材を得意とする『女性セブン』の“オバ記者”こと、ライターの野原広子(63才)が、話題のニュースを自由に語る。今回のテーマは「『女帝 小池百合子』を読んで、思ったこと」だ。

 * * *
 5月末に発売された『女帝 小池百合子』(石井妙子著、文藝春秋刊)の評判を聞いて、遅ればせながら読了した。

 何せ、小池百合子氏の半生を、「百人を超える関係者の証言と3年半にわたる綿密な取材のもと描き切った」ノンフィクションで、衆議院議員に立候補したこともある貿易商の父のことや、子供時代の小池氏のことなど、私たちが知らないことがふんだんに書かれているのだ。

 多くの著書があり、マスコミに頻出する彼女のことは“旧知のお姉さん”のような気になっていたのだけど、いくつかスッキリしない疑問もある。結婚歴があるというけど、どんな人と? エジプト・カイロ大学時代はどんな暮らし?

 20代初めの小池氏と、カイロで約2年間、同居した女性(早川玲子さん・仮名)の出現が本書の目玉になっている。

 10才ほど年下の小池氏と同居してすぐのことだ。

《次々と訪問客がやってくる。皆、男性だった。小池はコケティッシュな振る舞いで彼らを翻弄し、魅了していた。大きな眼で上目遣いに見つめる。小首をかしげて、目をクルクルと動かす。独特の身体のしな。ダジャレの切り返し。

 小池はカイロにいる日本人女性の中で、とびぬけて若かった》(《》内は『女帝 小池百合子』より)

 私の友人に「人は20代をどう生きたかで、一生が決まる」と断言する女がいる。その人間の“性分”が表に出る20代から逃れられないと言うのだ。

 たしかに、60才を過ぎたいまの自分を思うと、“20代の延長を生きている”と言っていいかもしれない。異国に駐在している日本人のアイドルだった小池氏は、一対一の関係より、大勢の中にいた方が居心地がよかったのかもしれないと思う。

 カイロ大学に入る前に1年間通ったとされるカイロ・アメリカン大学についてはこんな記述がある。

関連記事

トピックス

林家ペーさんと林家パー子さんの自宅で火災が起きていることがわかった
《部屋はエアコンなしで扇風機が5台》「仏壇のろうそくに火をつけようとして燃え広がった」林家ぺー&パー子夫妻が火災が起きた自宅で“質素な暮らし”
NEWSポストセブン
1年ほど前に、会社役員を務める元夫と離婚していたことを明かした
《ロックシンガー・相川七瀬 年上夫との離婚明かす》個人事務所役員の年上夫との別居生活1年「家族でいるために」昨夏に自ら離婚届を提出
NEWSポストセブン
林家ペーさんと林家パー子さんの自宅で火災が起きていることがわかった
「パー子さんがいきなりドアをドンドンと…」“命からがら逃げてきた”林家ペー&パー子夫妻の隣人が明かす“緊迫の火災現場”「パー子さんはペーさんと救急車で運ばれた」
NEWSポストセブン
豊昇龍
5連勝した豊昇龍の横綱土俵入りに異変 三つ揃いの化粧まわしで太刀持ち・平戸海だけ揃っていなかった 「ゲン担ぎの世界だけにその日の結果が心配だった」と関係者
NEWSポストセブン
“高市潰し”を狙っているように思える動きも(時事通信フォト)
《前代未聞の自民党総裁選》公明党や野党も“露骨な介入”「高市早苗総裁では連立は組めない」と“拒否権”をちらつかせる異例の事態に
週刊ポスト
韓国アイドルグループ・aespaのメンバー、WINTERのボディーガードが話題に(時事通信フォト)
《NYファッションショーが騒然》aespa・ウィンターの後ろにピッタリ…ボディーガードと誤解された“ハリウッド俳優風のオトコ”の「正体」
NEWSポストセブン
立場を利用し犯行を行なっていた(本人Xより)
【未成年アイドルにわいせつ行為】〈メンバーがみんなから愛されてて嬉しい〉芸能プロデューサー・鳥丸寛士容疑者の蛮行「“写真撮影”と偽ってホテルに呼び出し」
NEWSポストセブン
佳子さまを撮影した動画がXで話題になっている(時事通信フォト)
《佳子さまどアップ動画が話題》「『まぶしい』とか『神々しい』という印象」撮影者が振り返る “お声がけの衝撃”「手を伸ばせば届く距離」
NEWSポストセブン
交際が報じられた赤西仁と広瀬アリス
《赤西仁と広瀬アリスの海外デートを目撃》黒木メイサと5年間暮らした「ハワイ」で過ごす2人の“本気度”
NEWSポストセブン
個別指導塾「スクールIE」の元教室長・石田親一容疑者(公式サイトより※現在は削除済み)
《15歳女子生徒にわいせつ》「普段から仲いいからやっちゃった」「エスカレートした」“やる気スイッチ”塾講師・石田親一容疑者が母親にしていた“トンデモ言い訳”
NEWSポストセブン
秋場所
「こんなことは初めてです…」秋場所の西花道に「溜席の着物美人」が登場! 薄手の着物になった理由は厳しい暑さと本人が明かす「汗が止まりませんでした」
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 「高市総理を阻止せよ」イカサマ総裁選の裏ほか
「週刊ポスト」本日発売! 「高市総理を阻止せよ」イカサマ総裁選の裏ほか
NEWSポストセブン