2019年2月、子連れ誕生日ディナーをする渡部建と佐々木希
昨年は、闇営業騒動の雨上がり決死隊・宮迫博之、ロンドンブーツ1号2号・田村亮、申告漏れのチュートリアル・徳井義実などが謝罪会見を開いたが、それで事態が好転したわけではない。
「闇営業騒動の場合、関係していた詐欺集団の被害者という、謝罪しなければならない相手がいたのでまた別ですが、当事者同士で解決できる不倫問題であれば、積極的に謝罪をしなければならない理由もない。そういう意味では、渡部さんが会見を避けるのも仕方ない部分があると思います」(前出・芸能記者)
しかし、今回渡部が“週刊文春での独占告白”という方法を選んだことで、そのほかの芸能マスコミから反感を買ったという側面もある。
「特にワイドショーとしては、番組を制作するにあたって、ムービー素材がほしいわけです。記者会見を開いてくれれば、各ワイドショーが横並びで同じ素材を手にすることができるので、平等に報じられる。しかし、週刊文春で告白したことで、ワイドショーは番組で使いやすい素材がなくなってしまった。ワイドショーにとってはまったく嬉しくない展開であり、だからこそ、番組内での取り扱い方が少々バッシング気味になっていったということはあるでしょう」(同)
では、渡部はどうすればよかったのだろうか。エンタメ事情に詳しいフリーライターの大塚ナギサ氏はこう話す。
「たとえば、各ワイドショーに出向いて、それぞれの単独インタビューを受けるという方法があります。選挙期間中に候補者が各局のニュース番組に出演するような感じですね。生放送でなくても、収録でもいいと思います。その方が渡部さんも落ち着いて話せるのではないでしょうか。
番組側もライバル番組とかぶらないように、質問に工夫をするだろうし、そうすれば、渡部さんもいろいろな話ができる。そのなかで、一発逆転が狙えるような話題が出てくるかもしれないし、世間の同情を誘うこともあるかもしれない。そして、ワイドショー側もインタビューを受けてくれたということで、報じ方も多少はマイルドになるでしょう。もちろん、包み隠さず全てを話す必要があるのですが、バッシングを最小限に封じ込めるという意味では、各ワイドショーの取材を平等に受けるというのも一つの手だったと思います」