国内

雅子さま、今年最後のお出ましは戦没者追悼式になる可能性

この夏唯一のお出ましに強いお気持ちを抱かれている雅子さま(写真/JMPA)

「9月末に予定されていた『全国豊かな海づくり大会』(宮城・石巻市)の中止が決定し、天皇皇后両陛下の『四大行幸啓(ぎょうこうけい)』が、今年はすべて開催されないことになりました。恒例の地方訪問がすべてなくなるのは、戦後初の“異常事態”です」(皇室記者)

 天皇皇后両陛下は全国植樹祭、国体、国民文化祭、そして海づくり大会の4つの主要地方行事に例年出席されてきた。それらは「四大行幸啓」と呼ばれ、両陛下は国民と直接触れ合われる機会として大切にしてこられた。

 しかし、7月10日、新型コロナウイルスの影響で「海づくり大会」の開催中止が決定。ほか3つの行幸啓もすでに中止となっており、四大行幸啓がすべてなくなった。

「両陛下は“国民の中に入っていく皇室”であることを重要視され、行幸啓はその実践の大切な機会でした。両陛下は胸を痛められているそうです」(宮内庁関係者)

 春に予定されていたはずの両陛下のイギリス訪問も延期中。陛下も雅子さまも英オックスフォード大学に留学のご経験があり、訪問を心待ちにされていたはずだが、「秋には実現させたいという動きもあったが、年内は絶望的」(別の宮内庁関係者)という。

 プライベートにも暗雲が立ち込めている。両陛下と愛子さまはご一家で夏に御用邸へ足を運ばれ、数日間静養されることが恒例となっている。昨年は8月上旬に須崎御用邸(静岡・下田市)、下旬に那須御用邸(栃木・那須町)で滞在された。

 昨夏、須崎御用邸に向かう駅で、ご一家は汗をぬぐいながら30分以上、市民らに直接声をかけられた。ご静養とはいえ、国民と触れ合われる貴重な機会でもある。

「今年はそうしたご静養の予定は不透明です。ご一家が地方へ出かけられれば、必ず駅で多くの人が出迎える。コロナ禍のいま、そうした『密』をつくるわけにもいきません。上皇上皇后両陛下は夏に予定されていた那須でのご静養を、7月の九州豪雨の被害を考慮し中止されました。ご一家もコロナや豪雨の被害について考慮されているはずです」(皇室ジャーナリスト)

 6月9日の両陛下の結婚記念日では、ご家族を招いた夕食会が中止された。雅子さまは離れて暮らす高齢のご両親との面会も断念されたという。

 ご予定のキャンセルが相次ぐ両陛下。それでも、「これだけは是が非でも出席したい」と準備を進められている行事があるという――。

関連記事

トピックス

全米の注目を集めたドジャース・山本由伸と、愛犬のカルロス(左/時事通信フォト、右/Instagramより)
《ハイブラ好きとのギャップ》山本由伸の母・由美さん思いな素顔…愛犬・カルロスを「シェルターで一緒に購入」 大阪時代は2人で庶民派焼肉へ…「イライラしている姿を見たことがない “純粋”な人柄とは
NEWSポストセブン
各地でクマの被害が相次いでいる
JR東日本はクマとの衝突で71件の輸送障害 保線作業員はクマ撃退スプレーを携行、出没状況を踏まえて忌避剤を散布 貨物列車と衝突すれば首都圏の生活に大きな影響出るか
NEWSポストセブン
真美子さんの帰国予定は(時事通信フォト)
《年末か来春か…大谷翔平の帰国タイミング予測》真美子さんを日本で待つ「大切な存在」、WBCで久々の帰省の可能性も 
NEWSポストセブン
(写真/イメージマート)
《全国で被害多発》クマ騒動とコロナ騒動の共通点 “新しい恐怖”にどう立ち向かえばいいのか【石原壮一郎氏が解説】
NEWSポストセブン
シェントーン寺院を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月21日、撮影/横田紋子)
《ラオスご訪問で“お似合い”と絶賛の声》「すてきで何回もみちゃう」愛子さま、メンズライクなパンツスーツから一転 “定番色”ピンクの民族衣装をお召しに
NEWSポストセブン
”クマ研究の権威”である坪田敏男教授がインタビューに答えた
ことし“冬眠しないクマ”は増えるのか? 熊研究の権威・坪田敏男教授が語る“リアルなクマ分析”「エサが足りずイライラ状態になっている」
NEWSポストセブン
“ポケットイン”で話題になった劉勁松アジア局長(時事通信フォト)
“両手ポケットイン”中国外交官が「ニコニコ笑顔」で「握手のため自ら手を差し伸べた」“意外な相手”とは【日中局長会議の動画がアジアで波紋】
NEWSポストセブン
11月10日、金屏風の前で婚約会見を行った歌舞伎俳優の中村橋之助と元乃木坂46で女優の能條愛未
《中村橋之助&能條愛未が歌舞伎界で12年9か月ぶりの金屏風会見》三田寛子、藤原紀香、前田愛…一家を支える完璧で最強な“梨園の妻”たち
女性セブン
土曜プレミアムで放送される映画『テルマエ・ロマエ』
《一連の騒動の影響は?》フジテレビ特番枠『土曜プレミアム』に異変 かつての映画枠『ゴールデン洋画劇場』に回帰か、それとも苦渋の選択か 
NEWSポストセブン
インドネシア人のレインハルト・シナガ受刑者(グレーター・マンチェスター警察HPより)
「2年間で136人の被害者」「犯行中の映像が3TB押収」イギリス史上最悪の“レイプ犯”、 地獄の刑務所生活で暴力に遭い「本国送還」求める【殺人以外で異例の“終身刑”】
NEWSポストセブン
“マエケン”こと前田健太投手(Instagramより)
“関東球団は諦めた”去就が注目される前田健太投手が“心変わり”か…元女子アナ妻との「家族愛」と「活躍の機会」の狭間で
NEWSポストセブン
ラオスを公式訪問されている天皇皇后両陛下の長女・愛子さまラオス訪問(2025年11月18日、撮影/横田紋子)
《何もかもが美しく素晴らしい》愛子さま、ラオスでの晩餐会で魅せた着物姿に上がる絶賛の声 「菊」「橘」など縁起の良い柄で示された“親善”のお気持ち
NEWSポストセブン