映画・ドラマに関わる関係者の多くが松岡茉優を高く評価する

 7月に封切られたばかりの最新映画『劇場』(又吉直樹原作)においても松岡さんの演技が光を放っています。主人公・永田(山崎賢人)は演出・脚本家の夢を追い続け、時に自暴自棄で自己中心的な行動をとり孤独感を抱えこむダメ男。その永田と同棲している沙希(松岡茉優)は、彼の夢を信じ支え続けている。実は彼女自身も女優になる夢をもって上京したが自分の夢は諦め永田を通じて夢を追いかけるが、次第にきしみが生じ……。

 松岡さんが演じた沙希は、永田という男の一直線な生き方に比べると、矛盾をはらんだ難しい役どころでした。自分の夢を諦めて他の人に仮託したが破綻していく、という沙希。人物の輪郭をブレずにしっかりと把握して、7年間の変化を的確に演じた松岡さんは、行定勲監督から見ても「天才であり努力家」。ものごとに対して俯瞰的で「ある程度考えてそこに自分がこう演じたいというプランに向けて、きっちり準備をしてきて、そこに着地させようとする」(行定勲監督インタビュー「ほんのひきだし」2020.7.16)と松岡さんの冷静さを分析しています。

 そんな松岡さんの意志と俯瞰的な広い視野が、全力疾走した三浦さんの記憶をみんなで分かち合おう、という提案の一端となったのかもしれません。

 9月にこのドラマが放送される前にも、8月15日放送のスペシャルドラマ『太陽の子』(NHK総合午後7時半)で三浦さんの演技に触れることができます。限られた貴重な機会、大切に味わいましょう。

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