コト消費の中では、「お墓清掃サービス」のような返礼品が今年は注目されている。島根県浜田市の場合は、4万4000円の寄付で市内にあるお墓の清掃、献花サービス(1回分)、清掃前と清掃後の報告写真メール送信に加え、浜田市産のいちじくもついてくる。
さらに、ふるさと納税の比較サイトの1つの「ふるさと納税ナビ」のように、専門サイトを比較分析し地道に市場価格と比べて高い還元率を算出する例もあるので、参考にしてみよう。
今年のふるさと納税で注意したいのが、コロナ禍の影響で残業代やボーナスが減り、減収になる人が増えている点。その結果、ふるさと納税をした際に受けられる控除額も変わってくるのだ。
総務省ふるさと納税ポータルサイト内には「寄附金控除額の計算シミュレーション」というツールがあり、収入や家族構成を入力すれば試算できる。たとえば、年収500万円の会社員(配偶者扶養)の場合、自己負担が2000円で済むふるさと納税の上限額目安は4万9000円だが、425万円になると上限額目安が3万7000円となり、昨年の上限額まで寄付すると差額1万2000円分は税額控除が受けられなくなる。上限に注意しながら楽しもう。
※女性セブン2020年9月24日・10月1日号