竹内さんにとって家族は憧れで、何よりも大切な存在でありながら、どこまでも重いものでもあった。
「個人事務所の役員である父、自分を精神的に支えてくれた姉夫婦、そして実母亡き後、誰よりも自分をかわいがってくれた愛慕の人である祖母。自分がそんな家族を支えたい、支えなければという思いが強すぎたからこそうまくいかない。時折、自分が背負っているものを“重い……”ともらすこともあったようです」(前出・竹内家の知人)
竹内さんの死後も、家族の溝は埋まっていない。
「90才を超えたおばあちゃんは判断力が低下しており、まだ結子ちゃんの死を知らされていません。彼女が亡くなってから、実母方の親戚が“最後にお別れだけさせてほしい”と家族葬への参加を頼んでも、先方から“家族だけの密葬にするので、会わせられない。おばあさんにもそう伝えておいて”と参列を拒否されたそうです。おばあちゃんが結子ちゃんの死を知らないことは不幸中の幸いかもしれません……それは不憫でもありますが」(前出・竹内家の知人)
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※女性セブン2020年10月22日号