グラビア

南野陽子 アイドル時代は「現場でいつも喧嘩してました」

南野陽子がデビュー当時の撮影秘話を語る

南野陽子がデビュー当時の撮影秘話を語る

 1985年にデビューし、アイドルとして爆発的な人気を誇った南野陽子。18歳の時に野村誠一氏によって撮影された写真集『陽子をひとりじめ……』は43万部の大ヒットとなり、今でも日本の女性タレント写真集売り上げ歴代トップ10に入る。野村氏との思い出話では、現場での意外なエピソードが飛び出した。(撮影・聞き手/野村誠一)

──初めて会った日のことは今でも覚えているよ。1985年2月、デビュー前に僕の事務所にテスト撮影に来てくれたよね。でも全然笑わなくて。後から聞いたら、怒ってたんだって?

南野:怒っていたのもありますが、怖かったんです。高校の帰りにカメラマンの方への挨拶と聞いて伺ったのに、いきなり水着での撮影で……(笑い)。野村さんも会うなり「表情が同じでつまらない。この娘でページがもつかなァ」なんて言ってたんですよ!

──ごめんごめん(笑い)。でも『DELUXEマガジン』でいきなり巻頭36ページもの大特集を組むことになった。大勝負だったけど、それだけの意気込みで臨んだんだよね。グアムでの3日間の撮影が終わった時、船の上で陽子ちゃんが泣いていて……とても綺麗な涙だった。

南野:私のためにこんなに皆が真剣に、時間を使ってやってくれたんだと思うと感激しちゃって……。最初はポーズもとれないし、恥ずかしいなとか嫌だなとか、マイナスのことしか思っていなかったけど、振り返れば感謝でいっぱいです。私の仕事に対する考え方もこの現場でできた気がします。実は掲載されている服の多くは私服だったんですよね(笑い)。茶色いワンピースも、中学生の時から着ていたものなんですよ。

──写真集は大ヒット。その後もたくさん撮影したけど、そのたびに喧嘩もいっぱいしたね。

南野:いつも撮影の前の日は眠れないぐらい嬉しくて、出だしはテンションも高いのに、数ポーズ撮影しているうちに最後は喧嘩になっちゃうんですよね。野村さんに「もう止めよう!」って言われて、「上等!」という気持ちでスタジオを飛び出していったこともありますよね。

関連キーワード

関連記事

トピックス

俳優の松田翔太、妻でモデルの秋元梢(右/時事通信フォト)
《松田龍平、翔太兄弟夫婦がタイでバカンス目撃撮》秋元梢が甥っ子を優しく見守り…ファミリーが交流した「初のフォーショット」
NEWSポストセブン
世界が驚嘆した大番狂わせ(写真/AFLO)
ラグビー日本代表「ブライトンの奇跡」から10年 名将エディー・ジョーンズが語る世界を驚かせた偉業と現状「リーチマイケルたちが取り戻した“日本の誇り”を引き継いでいく」
週刊ポスト
佳子さまを撮影した動画がXで話題になっている(時事通信フォト)
《即完売》佳子さま、着用した2750円イヤリングのメーカーが当日の「トータルコーディネート」に感激
NEWSポストセブン
国連大学50周年記念式典に出席された天皇皇后両陛下(2025年9月18日、撮影/JMPA)
《国連大学50周年記念式典》皇后雅子さまが見せられたマスタードイエローの“サステナブルファッション” 沖縄ご訪問や園遊会でお召しの一着をお選びに 
NEWSポストセブン
豪雨被害のため、M-1出場を断念した森智広市長 (左/時事通信フォト、右/読者提供)
《森智広市長 M-1出場断念の舞台裏》「商店街の道の下から水がゴボゴボと…」三重・四日市を襲った記録的豪雨で地下駐車場が水没、高級車ふくむ274台が被害
NEWSポストセブン
「決意のSNS投稿」をした滝川クリステル(時事通信フォト)
滝川クリステル「決意のSNS投稿」に見る“ファーストレディ”への準備 小泉進次郎氏の「誹謗中傷について規制を強化する考え」を後押しする覚悟か
週刊ポスト
アニメではカバオくんなど複数のキャラクターの声を担当する山寺宏一(写真提供/NHK)
【『あんぱん』最終回へ】「声優生活40年のご褒美」山寺宏一が“やなせ先生の恩師役”を演じて感じた、ジャムおじさんとして「新しい顔だよ」と言える喜び
週刊ポスト
林家ペーさんと林家パー子さんの自宅で火災が起きていることがわかった
《部屋はエアコンなしで扇風機が5台》「仏壇のろうそくに火をつけようとして燃え広がった」林家ぺー&パー子夫妻が火災が起きた自宅で“質素な暮らし”
NEWSポストセブン
1年ほど前に、会社役員を務める元夫と離婚していたことを明かした
《ロックシンガー・相川七瀬 年上夫との離婚明かす》個人事務所役員の年上夫との別居生活1年「家族でいるために」昨夏に自ら離婚届を提出
NEWSポストセブン
“高市潰し”を狙っているように思える動きも(時事通信フォト)
《前代未聞の自民党総裁選》公明党や野党も“露骨な介入”「高市早苗総裁では連立は組めない」と“拒否権”をちらつかせる異例の事態に
週刊ポスト
佳子さまを撮影した動画がXで話題になっている(時事通信フォト)
《佳子さまどアップ動画が話題》「『まぶしい』とか『神々しい』という印象」撮影者が振り返る “お声がけの衝撃”「手を伸ばせば届く距離」
NEWSポストセブン
秋場所
「こんなことは初めてです…」秋場所の西花道に「溜席の着物美人」が登場! 薄手の着物になった理由は厳しい暑さと本人が明かす「汗が止まりませんでした」
NEWSポストセブン