じつは彼が佐々木希ちゃんと付き合っているときに、こんなことがありました。希ちゃんは当初、結婚するか悩んでいたんです。仕事仲間からやんわりと反対されていたみたいでね。でも、僕が「あいつは凄く見込みがある。今後、めちゃくちゃ金も稼ぐし安泰や。すごいいい物件や。何より、ええ奴やし」と熱弁して、すごい推したんですよ。
希ちゃんからも「ありがとうございます」と言われ、「周りの評判は関係あらへん。結婚して幸せになりや」と恰好をつけた。そしたらこんなことになってしまい。お前どうしてくれんねん、めちゃめちゃ推した俺がもの凄いアカンみたいやんって。希ちゃん、すまん!(苦笑)不倫についても、まったく知らなかったので衝撃でした。渡部とは話がしたいと思っています。
独立してみて、メディアに対する考え方も変わりましたね。こういう騒動があっていろいろ書かれて。今まで週刊誌は「敵」だと思ってました。でも、こうして記者さんと話してみると、違う見方も生まれてくる。
週刊誌もお仕事ですから、ニュースを持ってこないといけない。苦労していろんな裏取り取材をしている雑誌もあるんだなと分かりました。ただ、たまには褒めてくださいよ(笑)。たまには飴もくださいね、とお願いしたい。
いまはどちらかというと週刊誌よりもテレビのワイドショーが問題だと感じます。例えば伊藤健太郎さんの報道とか。ひき逃げは絶対ダメですし、被害者にも謝らないといけない。大いに反省しないといけない。でも、ワイドショーで、「実はこんな奴だった」とか、余所の報道を紹介しながら、コメンテーターがアレコレ話しますよね。見ていて「あんた自身がホンマに調べたんか」と思うことも多々あります。事実の提示という枠を超えて、「人を裁く」という所までコメンテーターは踏み込んでいる気がするんです。それでも見てしまう自分もいるので痛しかゆしですが、しんどいなと思いながら見ています。
僕も昨年の記者会見のとき、「あなたたち自分で調べてますか?」、「(報道のやり方を)考えて欲しい」と話しましたが、ワイドショーでは全てカットされていました。余所様の報道を元に、話も聞かずに一方的に袋叩きです。ワイドショーも視聴率を取らないといけないんでしょうけど、ちょっと在り方を考えないといけないと思います。
そういう意味では、YouTubeは自分の言葉をしっかり伝えられる。報道されたとしても、緊急動画を上げて否定することもできます。今の自分にはあっている気がしますね。いまはYouTuberがテレビ出演したり、番組内でもYouTube動画が流されたりしていますし、テレビとYouTubeが徐々に融合していく時代なんだと思っています。僕のようにテレビに30年も出してもらっていて、YouTubeもやっているという人間は少ないと思うので、お互いの良いところを繋ぐような架け橋になりたいです。